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『死ぬこと以外かすり傷』幻冬舎編集者箕輪厚介さんの熱狂に学ぶ

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目次

 

幻冬舎編集者の箕輪厚介さんの著書『死ぬこと以外かすり傷』を読んで、私自身編集者という仕事に興味を持ち、箕輪厚介という男に興味を持った。箕輪厚介さんの常識に縛られない生き方も面白いし、本書のタイトルにある通り、『死ぬこと以外かすり傷』だと思えば何でもチャレンジできる。コロナウィルスが流行っている昨今においても、人間いつどうなるかわからないのだからやりたいことは何でもやってみるというマインドは必要だし、でないと人生に悔いを残してしまうことになる。

 

本書はさすが編集者の箕輪厚介さんの著書ということもあって、著名人の面白い話や箕輪厚介さん自身の名言、ユニークな言葉が散りばめられている。ホリエモンと大王製紙の元会長である井川氏の話は面白いし、こういう人たちもいるのだからもっと自分をさらけ出して生きていこうと思える。「才能カクテル」という言葉もセンスを感じます。内容としては会社という組織に属しながら個人のブランドを立てる、名前を売っていくというのが主で若い人に向けて書かれた本です。とはいえ、私のような中年にも響くわけで、人生80年時代が100年時代に変わったとしたら今の40代は20代と思っていいのではないか(笑)

 

ここで、本書で特に響いた言葉を3つご紹介します。

 

努力は夢中に勝てない

これからの時代、夢中になれるものを見つけた人が豊かになれる。豊かというのはお金だけではなく、精神的にも幸せに満たされること。周りが引くくらい没入できることを見つけるにはとにかく行動しかない。そして、常に意識して行動しないと何も見つけられないままただ時間が過ぎ去っていく。限られた命なのだから早く見つけるに越したことはない。

 

例えば、私の奥さんなんかは今「編み物」に夢中で先日も銀座で開催されたOpal毛糸で有名な梅村マルティナさんの教室に参加していた。とにかく寝食を忘れるほど夢中になっていて、今我が家は毛糸だらけになっている(笑)そして、本人は幸せそう。本職である自然療法などに「編み物」を加えようとしている。努力しているわけではなくただただ夢中になっている。こういうことか、とつくづく思う。

 

量量量!

秋元康さんの言葉で「ピカソが何で天才だかわかるか?多作だからだ。」という言葉があるそうです。とにかく質を高めろ!なんて言いますが、量もやっぱり大事。私の経験上も数を多く打って当たるケースというのはよくありました。箕輪厚介さんも「量だけは裏切らない。誰よりも動け。」とおっしゃっていますが、この量をこなすというのは案外大変ではあります。しかし、大変というのは大きく変わると書くわけでやっぱり量をこなすことで大きく変われるチャンスがくるわけです。

 

私自身も、文章がうまくなりたいと思っているのでブログを書き続けています。いつか上手くなれると信じて量をこなしているわけです。まだ夢中というレベルまではいってないかな(苦笑)でも、読書好きで文章を書くのが好きなので続けられる。勉強、野球の素振り、バスケのシュート練習etcetc、量量量!でいくっきゃない。

 

心の底からやりたいこと = あなたにしかできないこと

 

本書の最後に「あなたあやりたくないことはあなたがやめても実は誰も困らないことだ。しかし、あなたが心の底からやりたいと願いことは、あなたにしかできないすばらしいことだ。」という言葉があります。やりたくないことはサラリーマン時代にたくさん経験してきた。ただ生活のため、お金のためだけに働いていた自分がいた。そして、それらの仕事(会社)は自分が辞めても何事もなかったかのように続いていた。もちろん、自分が辞めると困ってしまったこともあったわけですがそれでも会社を続いていく。

 

一方、今やりたいことをやっている状況においては、参画しているプロジェクトにおいて私にしかできないこと。経験がないとできない仕事であるため代わりはいない。あなたは心の底からやりたいことができていますか?それは、あなたにしかできないすばらしいことかもしれません。だから、それを早く見つけて自分にしかできないことを残りの人生で実現していきたいですね。「すべての人が自分が心から熱狂できることを始めたら、世の中はもっとイノベーティブでポジティブなものになる。」と箕輪厚介さんがおっしゃっています。まさにその通りだと思いますよね。きっと面白い世界になるに違いない。

 

 

さて、著者の箕輪厚介さんですが「多動力」(堀江貴文)や「人生の勝算」(前田裕二)などの編集を手がけられている方。あの見城徹さんの幻冬舎で編集長を務めていらっしゃいます。日本最大級のオンラインサロン「箕輪編集室」の主宰者でもあります。本書はこちら。

 

『死ぬこと以外かすり傷』

2018年8月28日 第1刷発行

著者 箕輪厚介

発行者 石﨑孟

発行所 株式会社マガジンハウス

 

 

本書は若い人だけでなく、会社という組織に所属しながら個人としてのブランド力を高めたい人、起業したい人、今の自分を変えたい(ぶっ壊したい)人におすすめです。『死ぬこと以外かすり傷』って思えば何でもできる。あとは行動するのみです。

 

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