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転職する前に読んでおきたい『転職大全』、キャリアと年収を確実に上げる方法とは?

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目次

転職を考えているサラリーマンが転職活動する前に読むべき本としておすすめなのが『転職大全』です。なぜなら、転職する際の心構えやテクニック、紹介会社やコンサルタントの裏事情など、求職者が知りたいであろう話が広範囲に渡ってわかりやすく書かれているから。

 

国内企業、外資系企業とIT業界で何度か転職を経験している私が読んでも新たな気づきがあり、職務経歴書の見直しや今後のアクションプランの立て直しなど、結構改善点も見つかりました。『転職大全』は2019年に発行されましたが、コロナ禍の今でもまちがいなく参考になる内容です。

 

 

『転職大全』

2019年4月30日 第1刷発行

著者 小林毅

発行者 三宮博信

発行所 朝日新聞出版

 

 

『転職大全』は例えば転職を考えていない人であっても、定年退職後を含む今後のキャリアを考えさせられることになります。ですから、転職を考えているいないに関わらず読んでおいて損はないし、むしろ読んでおいた方が良いというのが率直な感想です。

 

本書を手に取ったタイミングがあなたにとってのベストタイミングになりますから、もしあなたが気になるならぜひ『転職大全』を読んでみてくださいね。今回は私のように今まで何度か転職している立場から、本書で気になった点を3つピックアップしたいと思います。

 

転職はうまくいっている時にこそ考える

会社を辞めたい時に転職を考えるのは自然ですが、うまくいっている、あるいはうまくいっているとは言えないまでもすぐに辞めたいとは思っていない状態、いわゆる精神的にも時間的にも余裕のある状態にこそ転職を考えましょうということです。

 

うまくいっている時でもキャリアアップや年収アップを目指して転職を考える時ってありますよね。『転職大全』の著者である小林毅さんが本書で、

 

 

「自分の経験を活かすことができ、これから取り組みたい仕事を絞り、自分のこだわり(勤務体系、給与など)が得られる企業のみにチャレンジすればよい。」

 

 

とおっしゃっており、要は自分のこだわりが得られない転職はそもそもすべきではないということが書かれていますが、精神的な余裕がない状態で自分のこだわりを得られる転職を実現するのは困難であるということです。

 

職場に合わない人間がいる、給与が安くて今すぐやりたいことができないなど、なる早で転職したい場合はじっくり理想の企業なり職場にチャレンジしている余裕はありません。そうなると結局自分のこだわりを妥協して転職し、同じことを繰り返します。

 

ですから、うまくいっている時にこそ転職を考えることは次の転職を成功させる上でも大事になってきます。自分のこだわりが得られる転職、本気で入社したいと考える企業への転職を実現するために、自分に足りないものを補う努力と時間が必要になるなら尚更です。

 

うまくいっていない時よりもうまくいっている時にこそ転職を考えることは自身のキャリアアップを実現させ人生をより良くするための1つの手段となりますので、改めて「転職」と動くタイミングについて再考してみてはいかがでしょうか。

 

 

面接の場はディスカッションを意識する

転職ノウハウについて少し触れておきます。あなたは「面接」という場でディスカッションを意識して面接に望まれたことはありますか?私は今までありません(苦笑)なぜなら、ただ何となく興味を持った企業に応募し、ただ面接を受けてきたから。

 

30代までの自分を振り返ってみると、自分のこだわりというものを妥協していたし、とりあえず入社できれば良いという意識でいたが故に、言い方が悪いですが無駄な時間を過ごしてしまった感があるのは否めません。もちろん後悔ばかりではありませんが。

 

今は40代になり、だいぶこだわりを持って企業なり職場、プロジェクトを選ぶようになりましたが、それでも『転職大全』に書かれた

 

 

「ディスカッションを意識した面接」

 

 

というものをしたことがないので、今後面接をすることがあれば意識して臨みたいと考えています。

 

面接では自然とディスカッションになる場合もありますが、意識して面接に臨むのと意識しないで面接に臨むのとでは面接官の印象も変わってくると思われますので、転職するならぜひ心の準備をしておきたいものです。

 

ちなみに、私自身はここまでアドバイスをくれた転職エージェントに出会ってきませんでしたので今回紹介しましたが、『転職大全』には面接の進み方、職務経歴書の書き方など具体が書かれているので、転職会社からの情報に加えて、本書もぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

サラリーマンを辞めたあとも意識する

最後はサラリーマンを辞めたあとのことについて触れておきましょう。『転職大全』に以下のようなことが書かれています。

 

 

・何かあった時に「会社を辞めます」と言える状態を目指す

・お金を払ってでも欲しいと思われるスキル、経験を持つ

・起業も転職も今までと同じことか似ていることをする

 

 

特に40代、50代になると転職だけでなく、定年や独立を考え始めます。そんな時に、上記項目を改めて意識しておくことで今現在のサラリーマン生活の過ごし方が格段と変わってきます。

 

サラリーマンを辞める時のために本業に関連した副業を始めておく、サラリーマンのうちにいつでも起業できる(いつでも人なり企業から求められる)スキル・経験を積んでおくなど、サラリーマンを辞めたあとを意識することで今行なっている仕事の取り組み方も変わるはずです。

 

今のご時世、定年退職して何もせずに老後を過ごす人は少ないでしょうから、何とか定年まで何事もなく過ごせればいいやという考えではなく、例えば定年退職後も顧問契約してほしいと言われるくらいの人財になっておくために自身のスキルアップをしておくことが大事です。

 

 

以上、転職を考えるタイミング、転職時に意識しておくこと、サラリーマンを辞めたあとについて書きましたが、『転職大全』のほんの一部の内容を触れただけですので、もしあなたが転職を真剣に考えているのであれば、転職の一助として本書を読んでみてください。

 

転職エージェントに聞きにくい内容なども含まれるので、予備知識として頭に入れていくとよりスムーズな転職活動ができると思いますよ。応援しております!

 

P.S

ITエンジニアはいつでも不足していると言われ、未経験者採用を行い自社で研修を受けさせることによって人手を確保している企業もありますが、異業種からITエンジニアとして就職を目指す転職者のための就職支援サービスというものがあります。

 

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もし、IT業界への転職をお考えの方はカウンセリングも行っているようですので、ご検討してみてはいかがでしょうか。

 

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