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与沢翼さんからお金の真理を学ぶことで、お金との向き合い方を改めて考える

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目次

与沢翼さんの『お金の真理』という本をご紹介します。与沢翼さんの本を紹介するのはこれで2度目。「真理」とは「確実な根拠によって本当であると認められたこと。」という意味がありますが、まさに与沢翼さん自らの経験が根拠となって、お金との向き合い方やお金持ちになるにはどうしたらいいかという与沢翼さんなりの「真理」が書かれています。

 

 

『お金の真理』

2020年5月7日 第1刷発行

著者 与沢翼

発行人 蓮見清一

発行所 株式会社宝島社

 

 

序盤は与沢翼さんの欲望の日々が綴られ、そこからお金の守り方、作り方、増やし方と続いていくわけですが、序盤ではネットビジネスで大儲けして欲望にまみれた生活をして、結果どん底に落ちた話がせきららに綴られています。結果的にはビジネスで失敗し自己破産して日本を離れたものの、そこからの復活劇がすごいです。

 

本書を読むと、与沢翼さんの人生経験は年齢関係なく、ふつうに生活してきた人たちよりもはるかに濃い人生を送っていらっしゃるように思います。そうは言っても、同じように生きろ、と言われてもふつうはできないし、したいとも思わない人がほとんどでしょう。同じようなお金持ち生活をしたいと思う人も人それぞれです。

 

ただ、今現在お金に困っていたりこれから大きく稼ぎたい!と思っている人にとっては、与沢翼さんの『お金の真理』という本からお金についての考え方を学べば、今後の人生を変えられる可能性もあるんじゃないかなって思います。と同時に、今どん底状態にあっても人生やり直せるんだって思えるようになります。

 

こんなに自分の人生ぶっちゃけちゃってる人はそうそういないし(笑)、有名人になりすぎてしまったが故のことなのでしょうけど、なかなかできませんよね。それはともかく、、与沢翼さんはやっぱりお金儲けに関しては天才的なところがある反面、裏には泥臭い努力もあり、見習うべき点も多いな、というのが与沢翼さんの『お金の真理』を読んだ率直な感想です。

 

 

というわけで、今回も本書から3つだけお金持ちになるための考え方についてご紹介しますが、本書はページもありかなり読み応えのある本なので、ぜひ興味を持たれた方はご一読くださいませ。

 

 

お金を自分の子どものように扱う

子どものいる人はすぐに納得できるでしょう。お金というのは自分の子どもと同じであり、信用ならない相手に出資するとか貸したりするのはあり得ないことだと与沢翼さんはおっしゃいます。そのくらいお金を大切にしましょう、ということです。

 

これも投資だから、と信用してはならないネットビジネス系の塾やコンサル、超高額な出版系のセミナーなどにお金を使ったりしていませんか。あるいは、信用できない知人についお金を貸してしまったなど。その時は「これならいける!」と信じてしまい、これも投資だから、とつい高額なお金を払ってしまった経験はありませんか?私は経験ありです(苦笑)。

 

1度2度と失敗している人は次こそは慎重にならなければなりません。その失敗経験こそ次に活かし、「お金は自分の子どもなのだ」と考えた上で使う必要があります。ただし、ここで言いたいのはお金を使うな、ということではありません。あくまで、お金を使う時、特に高額な出費の際は気をつけましょうね、ということです。

 

お金持ちになりたいなら個人会社を持つことが絶対条件

与沢翼さんはお金持ちになる条件として、自分の会社を持つことをお勧めしており、「法人の節税制度を極限まで活用し、税額を最小化せよ」とおっしゃっています。税金を極力減らすことはお金持ちになるための必須条件と言えます。ここで注意したいのは、節税対策だからとすぐに会社を作らないということです。

 

与沢翼さんがおっしゃるには「成功する人は自分がいいと思う商品があれば、まずネットなどで売り始めて、個人の口座に100万単位の売上が振り込まれて、そこで初めて会社を作ろうか。」となるので、いきなり起業するべきではありません。いきなり起業することのリスクはどのビジネス書にも書かれていますので、特に脱サラして起業したいと考えている人はここは慎重に進めたいところです。

 

ちなみに節税に関して、「タックスヘイブン(法人税や所得税がなかったり安かったりする国や地域)」を使った節税対策をしている大金持ちが大勢いますが、シンガポール、ドバイ、香港などに移住をして日本での税金を免れるというのは賛否両論あるでしょう。自分が生まれ育った国に対しそれはないだろ、と思う部分もありますが、いざ自分が大金持ちになったらやっぱり考えちゃうのかな(苦笑)

 

「節約」ではなく「稼ぐ」に注力する

「節約する」ことに注力することよりも、「稼ぐ」ことに注力しましょうと与沢翼さんはおっしゃっています。節約には限界がありますよね、でも稼ぐことについてはある意味青天井。節約ばかりの人生ではつまらないし何のために生きているのかわからない。あなたは今、自分の可能性に蓋をして、お金を節約することばかりに注力していませんか?

 

節約できるところは当然節約すべきかもしれませんが、たまには好きなことしたり好きなものを食べたり、欲しいものを買ったり、行きたいところに行ったり、家族サービスしたりしたいですよね。ですから、「稼ぐ」ことに注力しなければなりません。

 

与沢翼さんがこうおっしゃっています。

 

 

「富の源泉を探り続けろ。富の源泉に近いポジションをとろうとしない限り、爆発的な富の増加は期待できない。」

 

 

これは創業者や大家さんなど、株を持つ側、株を発行する側、家を貸す側などに回れ、ということです。あとはやり方次第で爆発的な富を得ることができるということです。「爆発的な富」ってなんかいい響きですね(笑)

 

 

以上、与沢翼さんの『お金の真理』という本3つご紹介しました。まとめると、「節約する」ことに重きを置くのではなく「稼ぐ」ことに重きを置くこと、そして自分の会社を持って節税対策することで可処分所得を増やすこと、最後に残ったお金は子どものように大切に扱って時に旅をさせること。

 

お金があればできることが増える。自分の心に素直になってお金と向き合い、やりたいことを実現していきましょう。

 

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