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『武器になるグローバル力』ニューノーマル時代に外国人と働くならこの本をご一読すべし!

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テレワークがニューノーマル(新しい日常)な時代になり、会社に集まらなくても仕事ができるようになりました。わざわざ出社する必要がなくなったわけです。大抵の人たちは今のライフスタイルから後戻りしたいとは思わないでしょう。と言うか、後戻りなんてできない、というのが本音ですよね。

 

逆に、コロナが落ち着いたらスーツを着て満員電車に乗ってでも、コロナ前と同じように出社して働きたい!という人もいます。コロナで出社制限されているから、止むを得ずテレワークをしている人もいるんですよね。たしかに子供が小さかったり、家が狭かったりすると働きにくいこともたしか。かと言って、近くのカフェなどで発話を伴うテレ会議もセキュリティ上難しい。自家用車の車内で仕事している人もいるようですが、まあ大変です(苦笑)

 

人それぞれ環境が違いますので、どちらがいい悪いの問題ではないですが、世の中の動きはやはりオンラインという制約のもと、仕事をしていくのがニューノーマルであることは間違いありません。この流れに合わせていくしかないわけです。対面での会議や交渉などが減り、オンラインで自宅から会議に参加したり、営業活動を行ったりしています。

 

さて、このような働き方は日本のみの環境であればさほど問題にならないと思います。現に私自身もTeamsで仕事をしていますが、ネットが重いとか声が聞き取りにくいとかはあるものの、チャットもあるので全く支障はありません。ところが、ここに外国人が参加したり、海外とのやり取りが発生する場合はどうでしょう。

 

オンラインでの会議、交渉など当然ながらまず英語が必要になりますし、対面以上に円滑なコミュニケーションが必要になります。そこには当然、知っておかなければならないルールがあるわけで、これを知っておかないと社内での会議のみならず、海外とのやり取りにおいてビジネスを進めることもできません。そこで、今回はこちらの本をご紹介します。

 

 

『武器になるグローバル力

外国人と働くときに知っておくべき51の指針』

2020年7月29日 初版発行

著者 岡田兵吾

発行者 青柳昌行

発行 株式会社KADOKAWA

 

 

本書は文化も価値観も違う外国人とどうコミュニケーションを取っていけばよいのか、海外グローバル企業においてどういった働き方や仕事観が求められるのかが著者である岡田兵吾さんのご経験をもとに網羅的に書かれており、今の時代に即したオンライン会議のコツなども書かれています。

 

今回も本書の51の指針から3つピックアップしてご紹介しますが、どの指針が役立つのかは人それぞれです。是非、気になる方は51の指針全てに目を通して、自分にとって必要と思う指針は脳にインストールして今後のビジネスにお役立てください。

 

 

会議の時は賛成する時も反対する時も必ず理由を添える

海外では会議の際に発言しないとその参加者はいないのと同じ、と言われますが、賛成か反対かを発言するだけでは不十分で、しっかり理由を述べないと評価されないようです。単に「賛成です、同意します。」とか「反対です。」の一言で済ましてはいけないということです。

 

日本の場合、賛成の場合は理由を述べることはないように思います。反対の場合は理由を述べる必要があるので良いとして、賛成の場合でも理由をしっかり述べる点については、意外と盲点だと思うので会議の際は意識して発言するようにしましょう。海外では当たり前のまず結論→理由の流れですね。

 

勝ち抜く社員になるための4か条をインストールする

岡田兵吾さんがマイクロソフト時代にあるシニアディレクターから教わった言葉が本書に書かれていますので紹介します。日々の業務においてごく当たり前にやっている人もいるかもしれませんが、これを機に再確認しておきたい内容です。

 

1、「Growth Mindset」で失敗を恐れずに挑戦する

外資系企業は失敗すると即クビになるといったイメージを持たれがちですが、そんなことはなく、社員1人ひとりが積極果敢にチャレンジするということ。

 

2、今担当している仕事に全力を尽くす

とにかく目の前の仕事にコミットし、全力を尽くして結果を出すということ。

 

3、目標を設定する

全力を尽くすためにどんな目標に向かって努力するのか明確にし、これが成果の最大化につながるということ。

 

4、高い水準の目標を持つ

大きな変革を望むなら、自分が実現できるレベルの目標を設定しないこと。

 

給与交渉する

裕福な家庭で生まれて働く必要がないほどの(岡田兵吾さんの)同僚が、岡田兵吾さんにこう言ったそうです。

 

「高額な給与は価値が高く必要とされている仕事の証明。能力に応じた対価がなくてはだめ。」

 

この言葉を聞いて岡田兵吾さんの考えが変わったそうですが、言葉の内容そのものは当たり前と言えば当たり前なことです。給与が高ければ相応の実力と責任を伴うこともわかっているし、給与の大切さもわかってはいる。でも実際に給与交渉している人はどのくらいいるでしょうか?

 

海外グローバル企業では、給与交渉しないのは自分に自信がないとみなされることもあるようですので、自分の実力に見合わない給与、わりに合わないと思う給与と感じているなら、迷わず給与を交渉してみてはいかがでしょうか。

 

 

今回は岡田兵吾さんの『武器になるグローバル力 外国人と働くときに知っておくべき51の指針』を紹介しました。これから海外グローバル企業で働く人、すでに働いている人は特に参考になる1冊だと思いますし、ビジネス英語を学習されている人にとっても多いに役立つでしょう。岡田兵吾さんは本書以外にも英語に関する著書がありますので参考にしてみてください。

 

 

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