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『ポートフォリオワーカー』マダム・ホーさんの久々の新刊に学ぶこれからの生き方

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目次

 

マダム・ホーさんの書籍は全て読んできましたが、今回紹介する『ポートフォリオワーカー』は久しぶりの出版となります。10年以上ぶりでしょうか。マダム・ホーさんを初めて知ったのはある雑誌の連載記事を読んだ時ですが、マダム・ホーさんの「ミリオネアの信用力」という本の巻末に祖先のことが書かれたメッセージ(作者不詳)が紹介されていたのを拝見し、それ以来、マダム・ホーさんのファンになりました。このメッセージというのが素晴らしい内容で私の部屋にはそのメッセージが貼られています。

 

内容はマダム・ホーさんの「ミリオネアの信用力」を読んでいただければと思いますが、「私たちの多くのご先祖様は私たちのために困難を乗り越え、夢と希望を託して死んでいった。今の時代に生きている私たちというのは、ご先祖様にとっては憧れであり、がんばれば思いっきり応援してくれる。だから、私たちはご先祖様を失望させてはいけない。」といった内容が書かれています。私のおじいちゃん、おばあちゃんが今生き返ったとしたらきっと驚くでしょう、こんな世の中になっていたのか、と。。。

 

このメッセージを読むたび、おじいちゃん、おばあちゃんを思い出すし、代々のご先祖様をがっかりさせてはいけないと思う。そして、応援してくれていると思うと勇気が出る。このメッセージを紹介いただいたマダム・ホーさんに感謝しています。ちなみにマダム・ホーさんはこちら♪年齢を重ねるたびに美しくなる女性とそうでない女性がいますが、間違いなくマダム・ホーさんは前者ですね。男性もしかり、かっこよくなる男性と真逆に走る男性がいます(笑)

 

さて、『ポートフォリオワーカー』という言葉ですが本書でマダム・ホーさんはポートフォリオワーカーの定義をこのように述べていらっしゃいます。

 

「自分らしく、やりたいことを複数持つ働き方をしている人」

 

究極の目的としては「不労収入による経済的自由と心の自由」を手に入れること。マダム・ホーさんはまさにそれを実践されている方で、「本業」というものはなく、複数の肩書き(資格やボランティア活動、投資)と複数の収入源を持たれています。正直羨ましいですし、少しでも近づけていけたらなって思うわけですが、昔のように1つのことでスペシャリストになり1つのことだけをやる時代から、複数の仕事を掛け持ちして同時並行できるようにならなければならない時代に入っているようです。やりたい仕事や投資等を複数持つということですね。もちろん、本業と呼ぶスペシャリスト的な仕事もあるに越したことはありませんが、長く生きるであろうこの時代にはポートフォリオワーカーになっておく必要があるということです。

 

それでは、マダム・ホーさんの『ポートフォリオワーカー』を読んで、お伝えしたいと思ったことを3つ書かせていただきますね。内容も濃いので詳細はぜひ本書をお読みくださいませ。

 

ポートフォリオワーカーを知る

複数のやりたいこと(仕事)を持つということは、好きなこと(仕事)を本業以外にたくさん持つということ。本書では「自分の好きなことを知る」ためのワークがありますが、実際やってみると意外と好きなことや興味のあることが出てくるものです。それらを副業として行い、複業にしていって老後を豊かなものにする。長生きしても経済的にかつかつだったり、生活のためにいやな仕事を続けて健康まで害したら、何のために長生きするのか?という話になってしまいます。だから、今から複数の仕事や投資を行い、不労収入が入ってくる仕組みなりを作っておくことが大事です。老後を見据えた生き方が『ポートフォリオワーカー』です。

 

ポートフォリオワーカーを参考にする

本書には「起業家型」「大企業+アルファ」「コミュニティ運営型」の3タイプのポートフォリオワーカーが紹介されていますが、この3タイプのポートフォリオワーカーの話は大いに参考になります。新しく何かを始めようと思った時、これからポートフォリオワーカーとして生きていこうと思った時、この3タイプのポートフォリオワーカーのうち、自分はどれに近いだろう、どれをやりたいだろうということを考えることで、これからの方向性を定めるのに役立つでしょう。

 

例えば、本書で紹介されている「起業家型」のS氏は仕事が多岐に渡る。1つのことに集中するよりもいろいろなことをやりたいタイプで、経営者、サラリーマン、コンサルタントなど複数の好きなことをやっている。私なんかもS氏に近いタイプでいろいろやってみたいタイプです。サラリーマンを続けながら、というのがポイントですね。いきなり会社を辞めて起業するわけではなく、まずはサラリーマンをしながら小さなことを進めていく。「週末起業」なんて言葉もあるようにこれからはいろいろなことに関わっていくことがポートフォリオワーカーになる一歩です。

 

PDCAからOODAへの転換

行動までのスピードを速めるための手法が「OODA(ウーダ)」です。ちなみに「OODA(ウーダ)」に関する書籍はいくつか出版されていて、私自身も前にブログに書きました。

 

★『OODA(ウーダ)危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント』とPDCAの比較

『OODA(ウーダ)危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント』とPDCAの比較

 

まず計画ありきのPDCAでは行動につながりにくい。現状を即座に把握し、目指すべき方向を定め、即座に意思決定して、即座に行動する。これこそがポートフォリオワーカーとして成功する秘訣である、とマダム・ホーさんはおっしゃっています。例えば、WBSのようにまずは計画を立ててプロジェクト管理してもクライアント都合で別な作業が追加で発生したり、作業が進んでいるのに振り出しに戻ったりと計画通りに進まないこともあります。そんな時、OODAを使ってどんどんタスクを進められないかなって思う時もありますよね。ISOのようなPDCAを回すことが求められるような場合を除き、OODAを使ってできることってたくさんある。

 

 

ポートフォリオワーカーとしてどう生きるか。どうやって自分の人生をより充実した、悔いのない人生にするか。そのヒントはマダム・ホーさんの『ポートフォリオワーカー』に隠されています。あなたもぜひ本書をお読みになって、より良い人生を作っていかれることを願っております。私もがんばります笑!

 

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『ポートフォリオワーカー

「副業より複業」で幸せなお金持ちになる方法』

2020年4月6日 初版第一刷発行

著者 マダム・ホー

発行人 小川美奈子

発行所 株式会社小学館

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