育児って大変ですよね。
子供の状況にもよりますが、基本的には子供って人数が多いほど大変。
ただ、大変って「大きく変わる」と書きますので、
育児で大人も成長します。
大変って言うと、悪い意味で捉われがちですが良い意味もある。
だから、「大変、大変」って口癖のように言う人がいますが、
実はそれは良い意味で大きく変わるってこともあります。
僕なんかは、育児はある意味修行って思います。
教育とは「待つこと」なんて言いますが本当にそう思う。。
さて、僕自身、3人の子育てをしていることもあって、
育児書や子供に関係する本もかなり読みます。
そして、できることは積極的に取り入れるスタンスなのですが、
平岩国泰さんのこちらの本も役に立ちますので紹介しますね。
「子どものやってみたいをぐいぐい引き出す!
「自己肯定感」育成入門」
2019年3月20日 第1刷発行
著者 平岩国泰
発行者 井之上達矢
発行所 株式会社夜間飛行
平岩国泰さんは放課後NPOアフタースクール代表理事を
されていて、今まで5万人以上の小学生と向き合ってきた方。
本書はそんな平岩国泰さんのご経験をもとに、小学生の自己肯定感を
どのように育んでいけば良いのかが書かれています。
最近の子どもは自己肯定感が低いがゆえに「物事にチャレンジしない」
というケースが少なくないそうです。
やる前から失敗を恐れるあまり、やろうとしない。
本書で自己肯定感とは、
「自分はここにいていい」という感覚
と書かれています。
この感覚を持っている子は新しいことにチャレンジするし、
たとえ失敗しても何度でもチャレンジする。
そして、子育ての目標である「自立」につながる。
一番印象的だったのは、
「親は親、子どもは子ども」
というスタンスでいること。
このスタンスでいれば子どもの失敗に寛容になるし、
子どもの自立、自己肯定感につながる。
親って子どもについ感情移入しちゃうんですよね、
僕もそうです(苦笑)
だから、いろいろ余計なことを口出ししてしまう。。
でもこれではいけない、難しいけど子どもを一人の人間として見る。
本書には、子どもの自立につなげるための「自己肯定感」
を育むべく、親がどのように子ども接していけば良いかが
書かれているので、子育て中の親御さんにとって、
是非おすすめしたい1冊です。
さて、本書は子どもの自己肯定感について書かれているものの、
大人にも共通する部分があります。
失敗を恐れるあまり起業できないとか、新しいことにチャレンジ
できないとかってありますよね?
「自己肯定感」と言うか「自己信頼心」とでも言うでしょうか。
「自己信頼心」があれば、嫌な会社はすぐに辞めることができたり、
新しいことにチャレンジできたりする。
子は親の鏡だとすれば、子どもの自己肯定感は親の態度、
心の持ちように左右されるのかもしれません。
やっぱり「子育て」というのは「親育て」って思います。