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ほぼ日の経営は糸井重里さんの頭の中そのものでありスタートアップのヒントになる

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糸井重里さんと言えば、コピーライターというイメージが

とにかく強いのですが、株式会社ほぼ日を設立して以来、

メディアでは経営者としてご出演されていることが多い

ように感じます。

 

とにかく私の世代だと糸井重里さんはフリーのコピーライター

という印象が強いので(笑)、経営者になるというのは何か

違和感みたいなものを感じていました。

 

実際、最初のうちは経営が思うような形にならなかった

ようですが、今では手帳その他のコンテンツでポジションを

確立されています。

 

糸井重里さんのブランド力もありますが、それだけではない何か

を感じ取るなら、「ほぼ日」の経営について書かれたこちらの

本がおすすめです。

 

「すいません、ほぼ日の経営。」

2018年10月22日 第1版第1刷発行

著者 川島蓉子/糸井重里

発行者 酒井耕一

発行 日経BP社

 

何となくですが、川島さんの鋭い質問に一生懸命答えている

糸井重里さんの姿がイメージできる部分もあって(笑)、

楽しく読める本であり、この本を読んで、会社を作るなら

「ほぼ日」みたいな会社を作ってみたいなっていう思いを

純粋に抱きました。

 

クリエイティブであり、チャレンジングであり、社員を尊重し、

「人に喜んでもらうこと。」を事業のベースに、

アイデアをとことん考える。

 

そこには、企画書や会議はいらないし、他社商品のリサーチ

なんてしない。

ターゲットも明確にしない、だけど、

 

「自分がお客だったら本当に喜ぶだろうか?」

 

というのを真剣に考える。

 

ふつうの企業だと企画書がどうとか、会議は必ずやるし、

ターゲットも明確にしたりする。

他社商品のリサーチに時間とお金をかけたりするわけですが、

「ほぼ日」では一切しない。

 

「ほぼ日」の経営というものは、私のような個人で動いている

人間にとっても大いに参考になるし、会社でありながら、

様々なプロジェクトごとに自営業、フリーランスの人たちが

集まってプロジェクトを完遂していくようなイメージ。

 

プロマネがいてメンバーがいて、そのプロジェクトに糸井重里

さんが投資するといった、糸井重里さんが投資家のような

イメージを勝手に抱いております。

 

それから、「ほぼ日」には「インディペンデントデー」という

のがあって、ひとりで考える時間というものを設けています。

こういう時間をつくってくれる会社なんてなかなかない。

グーグルとか限られた会社だけでしょう。

 

クリエイティブな会社は少なく、仕事というより「作業場」と

化している会社も少なくありません。と言うか、日本では

そういう会社の方が多いかもしれません。

要は、「仕事に行く」のではなく「作業に行く」感じ。

 

新しいことをやろうとしても、いわゆる「しがらみ」があって、

何も変えられないとかよく聞く話です。

「ほぼ日」の経営スタイルは今の社風を変えたい企業や

スタートアップにも参考になると思います。

 

私自身もスタートアップを目指していて、やはり、

 

「人に喜ばれるにはどうしたらいいか?」

 

というのを常に考えているので、糸井重里さんが設立された

「ほぼ日」の経営は大変参考になりました。

ということで、即実行ですね。

 

「ほぼ日」の経営についての詳細はぜひ本書で!

 

 

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