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美容というと女性がしているものという印象が強いですが、小林照子さんの初の男性向け書籍を読めば、男性も美容を意識してやらなければならないと強く感じることでしょう。美容とはそもそも顔や体つき、肌を美しく保つことですが、歳を取るほど美容は意識して対策していかなければなりません。歳の割にすごく若いとか人から言われたいですよね。男性なら女性に言われたいし、モテたい願望は永遠に不滅です(笑)
『48歳からの「いい男」の条件
第一印象を決める自分プロデュース術』
2019年12月10日 初版第1刷発行
著者 小林照子
発行人 櫻井秀勲
発行所 きずな出版
本書は48歳からの「いい男」の条件とは何か?が書かれていますが、美容については顔のマッサージの仕方だったり、肌をきれいに保つ方法だったり、美容に関するからだのケアについて詳しく書かれています。私も本書を読んで実践中ですが、48歳が近づいている人向けに以下、本書で気になった点を挙げてみますね。美容の具体的なやり方は本書をぜひ読んで学んでください。
自分のスタイルを持つ
人から「こう見られたい」というスタイルをきちんと決めること。小林照子さんは「自分の見せ方」「見られ方」について、プロの役者さんの舞台をいくつか見ると良いとおっしゃっています。与えられた役のイメージや性格を表現するために、プロの役者はどういう「見られ方」を取り入れているのかを研究するということ。例えば、キングダムで王騎役を演じた大沢たかおさん。役作りのために肉体改造に励み、話し方、歩き方もイメージぴったりでした。まさにプロですよね。役者さんの演技、役作りは本当に勉強になります。
ちなみに今、半沢直樹が流行っていますが、半沢直樹に出演されている及川光博さんは個人的に好きな俳優で、一般のアラフィフとは思えない清潔感とかっこよさがあります。最近はいろいろなドラマでいい役を演じてらっしゃいます。大沢たかおさん、竹野内豊さんなど、アラフィフの俳優さんはかっこいい人が多い。もともとモデルだし、かっこいいのは当たり前と言ってしまえばそれまでですが、男性としての美容というものを見習い、とにかく役者でない人でも役者のように見た目、身だしなみに気を使うべきであるということです。
自分のこだわりを持つ
本書でシングルモルトウイスキーにこだわっているという人の話が出てくるのですが、小林照子さん曰く、「お酒なら何でもいい」という人よりも、種類や原産地、原材料にこだわりを持っている人の方が、女性や若い人に「大人の男」を感じさせるとのこと。うーん、納得です。私が鈍感なだけなのかもしれませんが、私自身はお酒が大好きで何でも飲めるタイプなため、逆にこれ!というこだわりもない。いわゆる「大人の男」とは言えない状態。。。好きなお酒はあるけどそこまでこだわりはない。
これを機に、自分のこだわりというものをお酒も含め、改めて考えているところです。私自身は48歳になっていませんが(あと一年と3ヶ月か。。。)、48歳にもなれば、もう少し「自分のこだわり」というものにこだわっていいかもしれません。1つのこだわりを持つことで、知識や情報が得られるだけでなく、思いがけない同好の士に出会えることがあるかもしれないと小林照子さんもおっしゃっていますので、これから意識して生活していこうと思っています。
自分の発電所を持つ
本書では、48歳を過ぎるとこれまでとは違った自分に出会うと書かれています。それまでは当たり前のように供給されていたエネルギーの出が悪くなるといったことが起こる。そこで必要となるのが、「自家発電していく」こと。自家発電するために必要なのが、「美容」と「夢」。「美容」は本書のタイトルにもあるように、自己プロデュース術の1つ。男性も美しくあることで世界を広げていく。
小林照子さんの、
「私たちは役を演じる俳優であり、演出家でもある。だから、一流の俳優、演出家であり続けるエネルギーを保つためにも自家発電していく必要がある。」
という言葉が全てなんじゃないかって思います。人生はステージであり、ステージごとにどんな役を演じるかを自分で決める。
本書は、最初に書いた通り、肌や眉、ヘアスタイルについてのケアのことも詳しく書かれていて、今からできることばかりです。48歳という年齢はひとつの目安にはなるものの、40歳過ぎてからは特に男性としての美容というものに常日頃から意識し取り組むことで、人生をより充実したものにしていきたいですね。