木暮桂子(きぐれけいこ)さんの『印象はしゃべらなくても操作できる』という本を読みましたが、つくづく人って外見が大事だなって思います。本書には、「良い中身は良い外見があってこそ伝わる」ということが書かれていますが全く同感です。やっぱり第一印象ってどうしても相手に伝わるし、自分自身も相手の第一印象というものを気にかけます。特に年齢を重ねるほど外見に気をつけなければなりませんね。家庭を持ち、育児も大変だったりすると自分を気にかけている余裕がなくなり、つい体型に合っていないだぼだぼのスーツを着てしまったり、髪型もぼさぼさ、ワイシャツやネクタイのシミを気にしない、かかとのすり減った靴をはいても気にしないなどなど、結構しでかします(苦笑)でも、自分のことは常に気にかけていなければなりませんし、自分の外見、見た目は特に意識しなければなりません。
私自身がまず気をつけている点は体型。40代に入ってからますます気にするようになりました。阿部寛さんや大沢たかおさんのように年齢を重ねるほどかっこ良くなりたいわけですが、そこまでいかなくても意識を持つだけで生活習慣も変わるし、だいたい男なんて何歳になっても女性にモテたいって思うもんなんですよね(笑)だからこそ、体型も含め外見にはできる限りこだわっていきたい。
木暮桂子(きぐれけいこ)さんの『印象はしゃべらなくても操作できる』という本は見た目がどれほど大事か、ということを教えてくれるし、改めてこういった本を読むことで今まで疎かになっていた自分自身の外見について再認識することができます。
『印象はしゃべらなくても操作できる』
2019年9月30日 初版発行
著者 木暮桂子(きぐれけいこ)
発行人 植木宣隆
発行所 株式会社サンマーク出版
本書には印象の65%が「非言語」で決まると書かれていて、面接官が見ているのも「印象」だそうです。この「印象」が悪いとはっきり言って中身を判断してもらえない可能性が極めて高い。自分が面接官だったら確かに第一印象って見ますよね。逆の立場で考えればわかりやすいです。この「非言語」には9つの要素があり、木暮桂子(きぐれけいこ)さんはこの9つの要素を3つのカテゴリに分けて、詳しく説明されています。3つのカテゴリとは「ふるまい」「しつらえ」「よそおい」となっており、各々に9つの要素が振り分けられるわけですが、姿勢だったり歩き方だったり、ファッションだったりが含まれています。要は、これらの要素を操作することで印象を良くする、そして中身で勝負し自身の成功へ導く。私自身はそう捉えました。印象を操作→中身で勝負→成功という流れです。
さて、本書は250ページ程ある読み応え抜群の内容です。一番印象的だったのは、「清潔感」についてのお話。木暮桂子(きぐれけいこ)さんは清潔感を「目元」「口元」「耳元」「襟元」「胸元」「手元」「膝元」「足元」の「八元」で感じるとおっしゃっています。この「八元」に気をつけるだけでかなり清潔感というものが増すなと思います。爪は汚れていないか、靴は磨かれているか、襟元が黒ずんでいないかなど、内容自体は常に気にかけている内容がほとんどではあるものの、いざこうして8つのカテゴリに分けられるとわかりやすくてモレもなくなります。
今はコロナ禍で在宅ワークが主流になりつつあります。ウィズコロナで人と直接会うようなことも以前に比べ少なくなると思われます。ひげもボーボー、爪は伸び伸び、まあ清潔感とはだいぶかけ離れた生活になってしまっている人もいるでしょう。だからこそ、今が「八元」を見直すチャンスでもあるし、今から改善を行っておくべきです。せっかく中身があるのに、外見でチャンスを逃すなんてことがないよう、木暮桂子(きぐれけいこ)さんの『印象はしゃべらなくても操作できる』を読んで確実にチャンスを掴み取っていきましょう。