書評

『生き残った人の7つの習慣』登山とビジネスの危機管理を教えてくれる

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仕事柄、「危機管理」について勉強する機会も多いのですが、

「危機管理」のテクニックを身につける上でとっておきの世界が

あるのはご存知でしょうか?

それは、「山」です。

 

登山とビジネスって一見何の関係もないように思える。

最初はそう思っていました、この本に出会うまでは。。。

 

 

『生き残った人の7つの習慣』

2018年12月30日 初版第一刷発行

著者 小西浩文

発行人 川崎深雪

発行所 山と渓谷社

 

 

著者は無酸素登山家の小西浩文(こにしひろふみ)さん。

本書は8000m級の登山の怖さが存分に伝わってくるとともに、

危機管理の重要さというものを改めて気付かせてくれる内容と

なっています。

 

登山は一瞬の気の緩みによって命に関わる危険にさらされる。

そして、企業におきても一瞬の気の緩みで企業の存続に関わる危機

陥ることもある。登山ではゴールを目前にしたところでの気の

緩みによって命を落とすこともあるそうです。

 

災害心理学などの世界でよく使われる認知バイアスの一種として、

 

「正常性バイアス」

 

というものがあり、「自分は大丈夫だろう」とか「今まで何も

起きていないから大丈夫だろう」といった自分に都合の良い

解釈をしてしまうことによって被害に遭ってしまう。

 

これはビジネスの現場でもよくあることですが、じゃあどうすれば

正常性バイアスを克服できるかと言えば、危機管理として、

常に「最悪」を想定せよと小西浩文さんはおっしゃっています。

 

人間、この「最悪の事態」というものについ目を背けがちですが、

目を背けてしまうことにより「リスク」というものを低く見積も

ってしまい結果的に被害に遭ってしまう。

 

危機管理とは考えられる最悪を念頭に置きつつ、ありとあらゆる

リスクシナリオを想定し準備しておくことですが、私も今現在、

某企業においてBCP計画及び訓練案を作成している最中です。

あらゆるリスクシナリオを想定して最悪の事態に備えています。

 

本書は経営者はもちろん、企業の危機管理に関わる業務を担当して

いる方、そしてビジネスマン全般にまでおすすめできる内容です。

日頃から危機管理を意識して行動することで正常バイアスによる

あらゆるリスクを回避できます。

 

本書のタイトルにある『生き残った人の7つの習慣』の7つの習慣

は本書で確認していただきたいのですが、これは登山に限らず

ビジネスの世界でも通用する考え方なのでぜひご一読くださいませ。

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