書評

イモニイの話。イモニイって何?だれ??

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教育ジャーナリストのおおたとしまささん。

中学受験に関する本や有名私立中学に関する本など、

著書は50冊以上にのぼる、中学受験を目指すお子さんを

お持ちの方なら誰もが?知っているという方です。

 

そのおおたとしまささんがイモニイこと井本陽久(はるひさ)さんに

ついて書かれた本がこちら。

 

「いま、ここで輝く。

超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と

奇跡の教室」

著者 おおたとしまさ

発行者 小林真弓

発行所 株式会社エッセンシャル出版社

 

栄光学園の数学教師「イモニイ」に密着して、彼の授業を受ける

子供たち、彼の授業を受けた子供たちの姿を描き、

これからの教育はどうあるべきかのヒントが書かれています。

 

伝わってくるのはイモニイの子供たちに対する愛情、そして、

教育に対する熱意です。

ところどころ数学の話も出てきて、数学に興味のある人も

楽しめる本です。

 

第1章は「ド変態」たちの教室というタイトルです(笑)

何が「ド変態」なのかは本書を読んでみてほしいのですが、

要は数学の問題を解く際に、イモニイでも思いつかないような

ユニークな解答をした子供たち、あるいはその珍解答に対し

「ド変態」と呼ぶ。

 

栄光学園クラスになると優秀な子供たちが多いですから、

いろんな発想が飛び出てきて授業が変態たちで盛り上がる。

なんだか楽しそう。

 

私個人として印象深かったのは最終章の第6章「奇跡のレシピ」です。

イモニイの元教え子であるRくんの話は特に心に残りました。

せっかく入学した栄光学園をやめてしまい、約15年後にRくんから

イモニイにfacebookで友達申請があった。

 

その間いろいろあったわけですが、イモニイはRくんに再会して

Rくんから新たな真実を聞かされる。

家庭のこと、閉ざされていたRくんの心が開き始めたきっかけ

など、イモニイはRくんの人生の逆転劇を知ることになります。

 

閉ざされていたRくんの心が開き始めたきっかけとなった話は

感動的でした。

 

テレビでたまたまやっていた発展途上国のある小学生の女の子の

話です。

そこには一生懸命働いて稼いだお金で一本のエンピツを買い、

半分に折って妹にあげ、「これで勉強ができる!」と

喜んでいる姉妹の姿が映っていたそうです。

 

こんな世界があるのか?と目を疑ってしまいそうですが、

Rくんに限らずこういった話を知ると勉強できる環境がいかに

恵まれているか、と感謝の念が強くなりますよね。

 

「自分は何をやっているんだ??」

 

ってほんと思う。

 

やろうと思えばどんなことだってできるんですよね。

 

同じ人間なのに鉛筆を半分に折ってやりたかった勉強をしている

子供たちがいる。。。

 

 

本書は今最も注目されている教育者の一人と言っていい「イモニイ」の

話ですが、そこには教育のヒントだけではなく、これからの生き方の

ヒント、消えかけた心の灯を戻してくれる何かがある。

 

それは人それぞれ違いますので是非ご一読なさってみてくださいね。

 

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