ビジネス書評

『転職と副業のかけ算』サラリーマンに必要な転職と副業の考え方

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motoさんの著書『転職と副業のかけ算』はサラリーマンでいることのメリットを享受しながら個人で稼いでいこうという、ある意味現実的な内容の本であり、転職と副業で自分の市場価値を上げて個人の生涯年収を増やしていくための方法論やヒントが書かれています。前回フリーランスについて触れましたが、フリーランスになってもクライアントの言いなりになって仕事をしていれば社員(社畜)と変わらないので、正社員とか契約社員とかフリーランスといった労働形態よりも、どのように働くかが大事になってきます。

 

結局のところ、サラリーマンでもフリーランスでも自分の市場価値を上げなければならないことには変わりありません。motoさんの著書『転職と副業のかけ算』の第3章にある「4度の転職で年収を上げ続けた「転職術」」と、第4章の「本業を活かして稼ぐ「サラリーマンの副業」」については、転職前から転職後までの動き方、個人ブランディングについて詳しく書かれており、まずは転職して収入を上げたいという人には大いに参考になるでしょう。

 

 

『転職と副業のかけ算

生涯年収を最大化する生き方』

2019年8月9日 初版第1刷発行

著者 moto

発行者 久保田榮一

発行所 株式会社扶桑社

 

 

では、本書をマインド、転職、副業の3つのカテゴリに分け、それぞれ1つずつポイントを絞ってご紹介したいと思います。

 

自分株式会社をつくる

経営者視点、経営者目線を持てとよく言われますが、本書でもそのことが最初に書かれています。motoさんは今でも、

 

「株式会社motoの売り上げはどうやったら伸びるのか?」

 

という視点で仕事をされているようです。経営者目線を持つと「経費のムダ」が見えてきたり、「どうやって利益を上げていくか」といったことを考えるようになるため、企業に依存した働き方から脱却する視点を持つことができる。それが、結果的に自分の生涯年収を上げることにもつながる。

 

「自分株式会社」ですから、同じ仕事をするなら少しでも多くお金をくれる企業と取引すべきだし、他にいい契約をしてくれる企業はないか?と常に模索する視点が大事である。いつ取引先から切られてもいいように副業も進めるといったことが本書に書かれています。当たり前と言えば当たり前のことではありますが、ここで大事なのは「自分株式会社」という視点を頭の中にインストールしておくことで働き方が大きく変わるということ。それが自分を成長させ、会社をも成長させる「自分の市場価値」を上げる手段の1つとなります。

 

軸ずらし転職をする

本書では「年収の高い業界や職種に軸をずらす。」と書かれています。業界、職種どちらかの軸を高い方へずらすということですが、意外と抜けやすいこの視点。。商社や金融など平均年収の高い業界に軸をずらしつつ、例えば「営業」であれば「営業」という軸はそのままに年収を上げる。これから伸びる業界も知っておく。儲かっている業界やこれから先、儲かると予想される業界に転職できれば年収も上がる可能性は高いですよね。

 

また、本書には「自分を採用するメリットを打ち出す面接術」も書かれていましたが、妙に納得してしまったのが、

 

「再現性の高さを証明する。」

 

という点。過去にこれこれをやってきました、と言った時に過去のスキルが今でも再現できるかというとどうでしょうか。あまりに古いスキル、経験だとアップデートしていない場合、すでに錆れている可能性があります。転職後にアップデートしていけば良いですが、やはり常に自分のスキルなり知識はアップデートしておく必要があるでしょう。

 

サラリーマン副業をする

本書では「本業を活かして副業に取り組み、副業で得た知見をさらに本業へ活かしていき、その相互作用によって個人の市場価値を高めていく。」と書かれていますが、個人をブランディングしてさらに収入を増やしていくことが必要です。個人ブランドを活かした副業のやり方については本書でいくつか紹介されており、その中から1つだけご紹介しますね。それは、

 

「本業や過去経験をお金に換える。」

 

ということです。ここでのポイントは、「自分にしか発信できない情報」です。自分が今までにしてきた経験はそれ自体がオリジナル性を持っており、同じ境遇の人や同じ悩みを持った人が必ずいる。そういった人たちから共感され、あなたの情報に価値を感じてもらう。もちろん、そこには「人に役立つ内容」というのが大前提にあるものの、自分の経験なりスキルを出し惜しみすることなく発信することで人の役に立ちながらお金を稼ぐことができます。

 

ただ、自分の経験をお金に換えるといったことはどのビジネス書にも書かれている内容です。motoさんの著書『転職と副業のかけ算』での新しい気づきとしてはこちらです。

 

「サラリーマンの経験には、多くの需要と供給が潜んでいる。」

 

どうでしょうか?こうやって明言されるとサラリーマンを経験している人たちにとって、「自分の本業での経験は役に立つかもしれない。」って改めて思いませんか?すでに自分の本業の経験をYOUTUBE、その他SNSで発信している人は数多くいます。でも、あなただけのオリジナルの情報が必ずある。それを自分の中だけに留めず、外へ発信していく。それが個人ブランディングにつながります。

 

 

さて、転職と副業の相乗効果で生涯年収を上げていくというお話でしたが、本業で得た知識、経験をYOUTUBEで発信したりというのはやる気次第ですぐできることですよね。是非、motoさんの著書『転職と副業のかけ算』を参考にして、「あなただから仕事をお願いしたいと思ってもらえる強み」を磨いて、自身の市場価値を上げていき、生涯年収を上げていけるよう行動していきましょう。

 

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