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『世界のトップリーダーに学ぶ一流の「偏愛力」』谷本有香さんから学ぶ成功者の共通項

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谷本有香さんの著書『世界のトップリーダーに学ぶ一流の「偏愛力」』は2018年9月に発行された本ですが、なぜ今回ご紹介しようと思ったかというと、これからの時代、ますますリーダーというものが必要になってくると考えたからです。上の音声で谷本有香さんは、「トップリーダーと呼ばれる人の多くは自分自身のオリジナリティであるとかやりたいことに素直に従った結果、トップリーダーになった人が多く、みなどんな形のリーダーにもなれるんだ。」ということをおっしゃっています。詳しくは谷本有香さんの著書『世界のトップリーダーに学ぶ一流の「偏愛力」』を読むと理解できるわけですが、今回は本書から3つのポイントをピックアップして書きたいと思います。

 

 

『世界のトップリーダーに学ぶ一流の「偏愛力」』

著者 谷本有香

2018年9月30日 第1刷

発行者 干場弓子

発行所 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

 

ちなみに、著者の谷本有香さんは金融経済キャスターとして十数年におよび世界の新旧3000人以上のトップリーダーたちにインタビューしてきた方です。成功者を知り尽くしている方と言っても過言ではないかもしれません。そんな方が今までのいわゆる旧時代のリーダーではなく新時代のリーダーとは何なのかを語っているのが本書になります。

 

代替不可能な人材になる

谷本有香さんは代替可能な人材なのか、代替不可能な人材なのかについて、それは「価値を創る人かどうか」ということでもあると述べられています。そして、新時代のリーダーたちに共通すること、それは「好きなことを仕事にする。」ということ。「代替不可能な人材」を可能にするのが「好き」という変数であり、フリーランスのような好きなように自分のペースで仕事をするといったものとは異なるものであるということをおっしゃっています。

 

新時代のリーダーたちは「好きなことを仕事にする。」ために組織やチームで動こうとする。それぞれの強みを発揮してチームとしての成果を上げていくというスタイルです。ですから、イーロンマスク氏やザッカーバーグ氏のようなレベルでなくても、組織の中で好きなことを仕事にして新時代のリーダーとして活躍することはできるということです。むやみに独立しましょう、起業しましょうという話ではありません。

 

ビジネス・アイデンティティを持つ

代替不可能な人材になる、新時代のリーダーになる条件が「ビジネス・アイデンティティを持つ。」ということ。谷本有香さんは「自分が熱中して取り組めるほど好きなことで、他者貢献できるもの。」と定義されていますが、今世界で活躍しているトップリーダーはこのビジネス・アイデンティティにつながる仕事をしているからこそ成功していると言えます。AIによって淘汰されるのは代替可能な人材であり、かつビジネス・アイデンティティを持たない人ということですから、自分のビジネス・アイデンティティが何であるかは常に意識しなければなりませんし、熱中して取り組めること、そして他者貢献できることは何かというのは考える必要があります。

 

ビジネス・アイデンティティは一人にひとつではありませんので、私の場合であれば、スポーツ(特にバスケットボール、バレーボール)、読書、語学(英語、スペイン語)、情報セキュリティといった分野が好きな分野ですので、これらを融合して他者貢献できることは何かを考えることになります。あなたはいかがでしょうか?

 

ビジネス・アイデンティティを見つける方法

ビジネス・アイデンティティを見つける方法として、谷本有香さんはビジネス・アイデンティティを持つリーダーたちが実践している習慣を14個にまとめ紹介されています。この14の習慣については是非本書を確認いただきたいのですが、その中の1つを紹介しますね。

 

習慣5:自分で考えたビジネスを実際にやってみる

 

「ビジネス体験をする」ということです。谷本有香さんがフォーブス・ジャパンを通して会ったイノベーターはみな「ビジネス体験」をして、そこからビジネス・アイデンティティを構築していったそうです。自分で考えたビジネスを実際にやってみて、好きなことが価値に変わる瞬間を味わったり、自分なりの工夫なりが価値に変わる瞬間を味わうといったことがビジネス・アイデンティティを見つける1つの方法であるということです。

 

実際、この「ビジネス体験をする」というのは私自身も経験し、今現在も経験中ですがなかなか楽しいものです。こんなことでも人は価値を感じてくれるんだといった、自分の好きなことが他者に喜ばれるまさに他者貢献を感じた瞬間、それがビジネス・アイデンティティにつながっていくわけですよね。これは誰もが一度は経験してみたほうが良い習慣だと思います。

 

その他、年下のメンターを持つ、SF小説を読むといった習慣も紹介されているので、取り入れられる部分は取り入れてみて自分のビジネス・アイデンティティを見つけられると良いですね。

 

 

さて、ビジネス・アイデンティティは定年退職に関係なく一生涯の資産となります。自分が本当にやりたかったことは何なのか、自分はどう生きたいのか、そして好きを仕事にするにはどうしたらいいのか、といったことを本書をきっかけに改めて考えてみてはいかがでしょうか?それがあなたがより幸せに生きることにつながると祈りつつ。

 

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