書評

『続けない働き方。』後藤達哉さんから若いビジネスパーソンへ愛あるメッセージ

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『続けない働き方。』って何だろう?続けない、ということは働くのは辞めて投資やらで経済的にも時間的にも自由になろう、ということなのか。タイトルだけでは一瞬何を伝えたい本なのかわからない。そこで、本書を一読し、ようやくその意味がわかりました。本書の冒頭に「本来必要のない縛りや思い込みから逃げて逃げて逃げまくり、「楽しい」を選び、作り出そう。」ということが書かれていますが、要は働くのを辞めるということではなく、楽しくないことや辛いことからは我慢せずとにかく逃げて、楽しいことを自らの意思で都度選択し、どう働くかを考えるということ。それが著者である後藤達哉さんの伝えたいことであり、働き方・生き方というのは自らの意思で変えられるのだ、というのが今の若いビジネスマンに対しての一番のメッセージです。とは言っても、私のような40代で子供がいる家庭持ちの世代でも働き方や生き方は変えられると思うし、本書は刺激をもらえる内容がふんだんに盛り込まれています。

 

 

『続けない働き方。

キミを解き放つ、たったひとつの方法』

2019年10月25日 初版1刷発行

著者 後藤達哉

発行者 小田実紀

発行所 株式会社Clover出版

 

 

本書は以下「仕事」「人間関係」「キャリア」「お金」「生き方」という5つの分野における後藤達哉さんの経験をもとにした考え方が各分野で数項目書かれています。

 

1、仕事「本当にやりたい仕事の見つけ方」

2、人間関係「一生の仲間との出会い方」

3、キャリア「オンリーワンになる働き方」

4、お金「お金に縛られない考え方」

5、生き方「後悔しない生き方、後悔し続けない生き方」

 

この5つの各分野から1つずつ、私個人的に紹介したい本書に書かれた考え方を選んで紹介しますね。もっと知りたいという人はぜひ本書をお読みください。

 

仕事:エースになれるフィールドを選ぶ

会社や仕事を会社の肩書や給料で選ぶのではなく、「好き」という基準で選ぶということ。これは独身ならまだしも、家庭を持った人はなかなか簡単なことではないし、どうしても給料は優先すべき事項になってしまう。でも、若い人は「好き」を動機として始めた仕事なり会社でエースになれるフィールドを選び、半年、長くて二年のめり込んで「続けない働き方」をしていく。ちなみに、エースになれるフィールドを選ぶというのは年齢は関係なし。エースになれば仕事もますます楽しくなるし給料だって上がる。

 

人間関係:運を引き寄せる「居場所」を探す

後藤達哉さんは「運」を「プラスのエネルギー」と言い換えていらっしゃいますが、運は増えたり減ったりするのでしっかりとプラスのエネルギーを引き寄せるためにも「居場所」にこだわる。常に自分らしくいられる「居場所」に移動し続ける。自分が「プラスのエネルギー」を発し続けることで、「運」の強い人たちも引き寄せられる。「居場所」というのは転職だったり、転社ということ。特に若い人は転職を積極的に行うことで、新しい仲間や新しい自分に出会えるチャンスに恵まれるので、転職は善と思って「居場所」にとことんこだわる。

 

キャリア:良きメンターを見つけ徹底的に真似る

よく聞くことですが「この人」と決めたらとことん真似することが大事。メンターは年上でも年下でも構わない。各分野で1人ずつメンターを見つけてもいい(自論)。TTPなんて言葉もありますが、徹底的にパクる。最後はメンターから卒業しオリジナルの自分になる。

 

お金:「給料を上げてくれ」と言える自信を持つ

私自身は今でこそ給与、報酬に関して言えるようになったが(というより「言うようになった」というのが正確かもしれない)、若い頃は「給料を上げて欲しい」なんてことは言えなかったし、会社から言われた給料が当然のように過ごしていたので、言うことすら思いつかなかった(苦笑)でも、自信があるなら給与に関して交渉すべきだし、交渉できる自分になることは大事。私自身も経験があるのでやってみる価値は大いにある。

 

生き方:何事も自分のモノサシで決める

自分の感情に素直になること。本書には、「今やりたいことを今やる習慣が驚くほど現実を変えていく。」と書かれていますが、何でも先延ばしにしてしまう癖ってありますよね?今でもいいんじゃないかってなぜか思わない。でも実際は今でもできることって結構ある。引っ越しだって転職だってそう。自分の感情に素直になって今やりたいことは今できないか?という意識を持つだけでも現実は変わっていく。これは若い人の話かもしれませんが、家庭持ちで子供もいるから簡単に転職したり引っ越しなんてできないという人であっても、意識だけでも持っておけば今できることは結構あるじゃんって気付くことができる。それが現実を変える一歩となる。

 

 

本書は新型コロナウイルスが流行る前に発行されました。でも、今読んでみるとこれからの生き方のヒントが隠されているし、「続けない働き方。」というタイトルそのままを頭の片隅にでも入れておけば、仕事や職場で悩んで自分を傷つけてしまうなんてことは起こらないと思うし、「続ける必要なんてない!」って思っていればもっと気楽に生きていける。「続けない働き方。」というのは後藤達哉さん、Clover出版さんから若い人たちへの愛のメッセージだと思うんです。最後に、もう一度この言葉を。

 

「働き方・生き方は変えられる。

必要なのは、変えよう!という決意だけ。」

 

 

 

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