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早霧せいなさんの夢のつかみ方、挑戦し続ける力

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目次

 

元宝塚トップスター早霧せいなさんの『夢のつかみ方、挑戦し続ける力』という本を読みました。この本は「14歳からの世渡り術」シリーズということで、小学校高学年や中学の子供たち向けに書かれています。私は現在40代半ばなのでオッサンが読むな!って感じですが(苦笑)、宝塚ファンなのでここはご容赦願いたいと思います(汗)

 

さて、本書は早霧せいなさんが14歳の時に「宝塚に入ってトップスターになる!」という夢を抱き、どうやってその夢を達成したのか、そして、夢を叶え宝塚を退団した今、何を思っているのかが綴られています。まず本書を読んで思ったのが、早霧せいなさんも大変な努力家であり勉強家であるということ。大学に合格した上で宝塚に合格しているので、そもそも勉強もしていたし勉強もできる、本書を読んでいて頭の良い女性なんだな、という印象を持ちました。そして美人ですね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『夢のつかみ方、挑戦し続ける力』

2019年8月30日 初版発行

著者 早霧せいな

発行者 小野寺優

発行所 株式会社河出書房新社

 

早霧せいなさんはもちろん現役時代から知っていましたが、どんな人なのかは全く知りませんでした。初めて早霧せいなさんがどんな人なのか少しわかったのがNHKの番組「SWITCHインタビュー達人達」で増田明美さんと対談されている時。明るくて楽しく、かっこよかったわけですが、増田さんのお話を真剣に聞いている姿が印象的でした。本書にも書かれていますが、早霧せいなさんなりに思うことがあったようです。

 

ここで、本書を読んでシェアしたいことを3つご紹介しますね。

 

夢をあきらめない

早霧せいなさんは自分で決めたことは絶対にあきらめない性格のようで、宝塚音楽学校は3回目の受験で合格しています。大学に進学するか、宝塚音楽学校に入学するかという状況だったそうです。宝塚音楽学校にはそれほどの魅力があるというのは、入学したことのない私でもわかりますが(笑)、3回挑戦し続けるというのはなかなかできることではないですよね。2回目までは挑戦しても「2度あることは3度ある。」なんて思ってしまったら、とても挑戦する勇気やモチベーションが続きません。

 

 

しかし、夢をあきらめず大学受験の勉強をしながら宝塚音楽学校への入学を目指し、ついには国立大学に合格した状態で宝塚音楽学校に合格しました。いわゆる「保険」ができたことですっきりした状態で宝塚音楽学校の受験に臨めたそうです。余計な緊張やプレッシャーを感じずに、自信を持って受験に臨めたということでしょうか。

 

のちに早霧せいなさんは2度の不合格は必要な試練だったと振り返っていらっしゃいます。強いですね。2度ダメな時が続いたらそれは神様から本気かどうか試されている時。常に自分に問いかけてみよう。

 

「今の自分は本気か。」

 

と。

 

自分の弱さに真正面に向き合う

早霧せいなさんは歌に対するコンプレックスを持っていて、ずっとその問題から目を背けていた時期があったそうです。そして、ある時、有紗先生の個人レッスンを受けて自分が変わっていった。どんなに無理だと思っても、勇気を持って一歩踏み出すことでその後の世界がガラリと変わる。

 

自分が今抱えている問題に目を背けてしまうことってありますよね。例えば、苦手な問題が出たらやらない。やっても答えを見る勇気がないから見ない。完全に自分の弱さから目を背けている。どんな些細なことでも勇気を持って一歩踏み出す。それが自分が変われる時。

 

自分の枠を決め付けない

早霧せいなさんは大学教授やナレーター等、スポーツという枠にとらわれずに活躍されている増田明美さんに大変感銘を受けたそうです。逆に言えば、他の才能もあったということ。今活躍されている人ってひとつの枠にはまらず、様々な分野に関わっていたり、様々な肩書きを持っていたりします。やってみたいことがあれば何でもやってみればいいし、挑戦すればいい。これは14歳の子供たちに限りません。大人でもやりたいことがあればやってみるべきだし、肩書きだってたくさん付ければいいと思う。でも、その肩書き1つひとつが本物であるべき。

 

とにかく1つの枠にはまらずに、枠をもっと広げて考えること。どうせ自分はサラリーマンだから、なんて自分の枠を決め付けてしまうと何も行動できないし、自分の隠れた才能にも気づけない。だから、自分の肩書きを増やすつもりで何事にも取り組めばいい。

 

 

最後に、早霧せいなさんの『夢のつかみ方、挑戦し続ける力』という本は、14歳の子供たちにとっては、「夢を叶えた頑張り屋のすてきなお姉さんが自分に語りかけてくれている。」というような気持ちになるんじゃないかな・・・元宝塚トップスターという完璧な人という印象を持ってしまうような存在でありながらも、実は親近感のある近所のふつうの優しいお姉さんだった、みたいな。失礼かな(汗)でも、本書を読むとそれくらい親近感が湧くということ、立派な褒め言葉なのです!それと、私と同じ40代の人は「40歳からの世渡り術」シリーズと思って読んでくださいね(笑)我々にだって夢はあるし自分の枠にもはまりたくない。とにかく、早霧せいなさんの『夢のつかみ方、挑戦し続ける力』をぜひご一読くださいませ。

 

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