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『君の名は。』と『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』にハマっている今日この頃。。。

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『君の名は。』と『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』が面白くて最近ハマっています。両方とも恋愛と時空を超えたストーリーという点で似ているものの、それぞれ奥が深く、一度見ただけでは理解しがたい点において面白い。『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』はティム・バートン監督のファンタジーアドベンチャーで、過去の24時間を繰り返し、永遠に平和に暮らすミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち、そして主人公であるジェイクが繰り広げる奇妙でありながらも愛あるストーリーです。上の動画は映画のエンディング曲になっているフローレンス・アンド・ザ・マシーンの「Wish That You Were Here」ですが、最高に素敵な曲です♪

 

『君の名は。』は知っている方も多いのでストーリーについて触れませんが、こちらの本で『君の名は。』についての考察が書かれています。

 

 

『奥行きの子供たち–わたしの半身はどこに?–

ヌーソロジーで読み解く映画の世界』

2019年5月10日 初版発行

著者 半田広宣、春井星乃、まきしむ

発行者 大森浩司

発行所 株式会社ヴォイス出版事業部

 

 

本書で興味深かったのが第1章「『君の名は。』時空を超えた結びの世界」で書かれた、半田広宣さんの『君の名は。』についての考察です。特にプラトンの話は私自身、知らなかったので勉強になりました。以下、半田広宣さんの言葉をいくつかピックアップしてみましたが、これを知って『君の名は。』を観てみるとまた違った見方、感じ方が得られると思います。

 

 

☆『君の名は。』は「自己」と「他者」の融合がテーマで哲学で言うならプラトンの「饗宴」に出てくる話の世界。

 

☆「饗宴」の対話集によると、人間はもともと「自己」と「他者」が背中合わせでくっついたひとつの生き物で、神により2つに切り裂かれてしまった。そして、人間は欠けた半身を求めるようになり、そこに「愛」が生まれた。

 

☆ティアマト彗星のティアマトはシュメールの女神の名前で、シュメールは嵐の神によって2つに裂かれ、この2つの半身によって天と地が作られた。

 

 

元は一人の人間だったが切り離されてしまって三葉と瀧になった。ティアマト彗星も2つに割れた。元は1つだったものが2つに切り裂かれるという印象が強く、ここから先は個々人がどう感じるかだと思います『君の名は。』は様々な要素が入り混じっていてクオリティ面では素晴らしい作品という印象です。

 

『君の名は。』と『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』は時空を超えて愛する人を助けに行くという内容だったので、その点においては共通しているのかなという印象でしたが、もちろんそれぞれが面白い物語で何度か観ないとわからないのは確か。いや、何度観てもわからないかもしれない(苦笑)それでもいいでしょう、それが映画の魅力の1つでもある。アニメ映画は結構考察本が出ているので、映画を観たあとに考察本を読むと理解が深まるし、そのあとにまた映画を観てみることでよりその映画の魅力に気づいたり、新たな学びも発見できるでしょう。

 

とにかく、『君の名は。』と『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』はお勧めなので観ていない方はぜひ♪

 

 

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