これからは副業の時代であり、起業の時代。
よく聞く「個人の時代」も終わりかけている。
個人のスキルによって、収入が決まってしまうのが個人の時代。
個人のスキルがなければ「個人の時代」でも稼げない。
でも時代は副業や起業が当たり前の時代になりつつある。
IT企業の求人なんて、今や「フリーランスOK」「業務委託も可能」
などの言葉が使われ、自分のビジネスを持ちながらこっちの仕事
もしませんか?という流れになっています。
以前から隠れて副業する人はたくさんいましたが、
今や隠れなくてもOK(笑)という時代になりました。
さて、副業、起業の時代と言っても一人で起業するのは不安、
一人ではできない、という人もいるでしょう。
そこで参考になるのがこちらの本。
「成功する起業家は「居場所」を選ぶ」
2019年4月15日 第1版第1刷発行
著者 馬田隆明
発行者 村上広樹
発行 日経BP社
本書は400ページもある読み応え抜群の内容で、
最適な環境選び、最適な環境作りが詳細に書かれています。
主には、環境を4つの構成要素に分けそれぞれ考えていくという
ステップで、4つのPというものがあり、
Place(どこでやるか?)
People(誰とつながるか?)
Practice(どう訓練するか?)
Process(どう仕組みを作るか?)
のこと。
中でも、私個人が特に着目したのが、People。
本書では「チームの重要性」に触れていますが、
一人(個人)ではできなくても、チームとしてメンバー
それぞれの強みを持ち寄れば実現できることがある。
その際に必要なのが「どこでやるか?」ということ。
本書のタイトルにあるように「居場所を選ぶ」こと。
リアルで人と会えるのも大事。
私自身、最初の起業は「Webデザイン制作」でしたが失敗。
と言うより、挫折と言った方が妥当かもしれません。
私がセールスを行い、制作は数名のフリーのデザイナーさん。
受注の都度、デザイナーさんとリモートで打ち合わせして納品
するのですが、デザイナーさんが手一杯だったり連絡が取り
にくかったりして思いの外大変。。。
しかも、直接お会いしたことのない方ばかりでしたから、
どんな人かもいまいちわからず私には厳しかった(苦笑)
私の場合、4つのPで言うと最初のPlace、Peopleでうまく
できなかったのかもしれませんね。
やり方も悪かったけど最適な場所と人を選べなかった。
これも良い経験になりましたけど。
さて、著者の馬田隆明さんは「東京大学 本郷テックガレージ」
や「東京大学 FoundX」のディレクターをされていて、
海外のビジネスにも精通されているように思います。
スタートアップに関する情報発信もされていますよ。
本書の内容はもしかしたらちょっとレベルが高い話に
感じるかもしれませんが、これから起業したい人にとっては、
一読の価値ありです。
私も今まさに本書を読んで実行できるところから実行中♪
でもまずは本書のタイトルそのままだと思います。
起業するならまずは、
「居場所」を選べ!
ということですよね。
そして、
「誰とつながるか?」
です。
誰とつながるかで起業が成功するかどうかが分かれるし、
楽しくビジネスができるかどうかも決まります。
起業って本来すごく楽しいものだと思う。
そして、自分の人生を変え、人を変え、社会を変える、
強力な手段だと思う。
だからこそ、私も何度だって業を起こしたい。