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大塚寿流50代の仕事術〜50代は「会社人生」から「自分の人生」への転換を意識せよ!

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目次

大塚寿さんの著書『50歳からは、「これ」しかやらない。1万人に聞いてわかった「会社人生」の上手な終わらせ方』には、後悔しない50代にするために50代のビジネスマンがやっておくべきこと、というのが詳しく書かれています。

 

以前大塚寿さんの著書『できる40代は、「これ」しかやらない。1万人の体験談から見えてきた「正しい頑張り方」』をご紹介しましたが、今回は50代バージョン。定年後の第2の青春まで見据えた人生を一緒に考えていきましょう。

 

 

★『できる40代は、「これ」しかやらない。1万人の体験談から見えてきた「正しい頑張り方」』

大塚寿流40代の仕事術〜40代での頑張り方、時間の使い方によって50代からの生き方が変わる!

 

 

本書は以下のように6つの章に分かれております。

 

 

『50歳からは、「これ」しかやらない。

1万人に聞いてわかった「会社人生」の上手な終わらせ方』

2021年7月1日 第1版第1刷発行

著者 大塚寿

発行者 後藤淳一

発行所 株式会社PHP研究所

 

目次

第1章 「定年」と真正面から向き合い、準備する

第2章 後悔しない定年後のための「いい会社人生の終わらせ方」

第3章 50代で必ず手放すべき六つのこと

第4章 転職・再就職・・・定年後のキャリアで後悔しないために

第5章 すべての「人間関係」を50代で再構築せよ

第6章 50代で「一生勉強する自分」を手に入れよう

 

 

各章にはそれぞれ50代でやるべきことがわかりやすく書かれていますが、本書は主に50代会社員向けに書かれていますので、会社員の立場として個人的にやっておきたいことを厳選して3つご紹介しますね。

 

「転職」を考える

大塚寿さんは本書で、「転職するなら早めに動け、転職しなくても早めに動け。」とおっしゃっています。50代のうちの4人に1人が転職しているという実事もあるようで、「50代の転職市場」は思っている以上に活発だそうです。

 

本書ではその際に必要なこととして、以下が挙げられています。

 

1、転職エージェントに登録するなら3社以上に登録すること。

2、自分を安売りしないこと。

3、「転職できる自分」を作っておくこと。

 

1、については「特定の職種に強いエージェント」「求人数の多いエージェント」など違う属性を持つエージェントに登録すること。2、は自分の価値をしっかり伝え自分が納得できる条件を相手から引き出すこと、3、は「自分はそもそも何者か」が言えるようにすること。

 

私自身もまだ50代ではないものの、転職は常に考えているし、「転職できる自分」になっておくことは常に意識しています。私の経験上、エージェントはやはり複数登録した方が良いでしょう。例えば情報セキュリティの場合、経験なり専門性を持ったエージェントは稀なので、複数のエージェントから転職先を見つけることになります。

 

 

大塚寿さんは「集大成としての転職」を考えることもオススメしています。会社員人生の集大成として、キャリアの集大成として自己実現を目指す。本書に「300人を束ねるマネージャーから「保育士」に転身した人」や「民間から官公庁に転職した人」が紹介されていますが、50代あるいは定年退職後に起業することも想定して、動いていくことが大事です。

 

「人間関係」を再構築する

あなたは会社以外に何かのコミュニティに属していますか?もしどのコミュニティにも属していないのなら今から少しづつコミュニティに属しておくと良いかもしれません。大塚寿さんは60歳までに「5つ以上の居場所(コミュニティ)」を持っておくことをおすすめしています。

 

5つ以上と聞くと結構多いと感じますが、ボランティアや趣味、前職の同僚つながりなど、5つのコミュニティに属するあるいは自分でコミュニティを作ってしまえば5つ以上は簡単にクリアできそうです。コミュニティとか苦手なんだよね、っていう人もまずは1つでも属してみてはいかがでしょう。

 

ちなみに、大塚寿さんは仕事、ゴルフ、元リクルート、作家などのコミュニティに属していらっしゃるそうで、キャラも使い分けているようです。心理学者の植木理恵さんによると、

 

「複数のペルソナ(仮面)を使い分けること」

 

は心の健康にも良いとのこと。今はコロナということもあってコミュニティに参加しづらいとか、したくないという気持ちがどうしても出てきますよね。でも数年後にはコロナも落ち着くでしょうから、今から準備しておいて損はありません。私の場合はバスケや投資、語学のコミュニティなんかに属したいですね。

 

コミュニティに属することで50代からの人生をより良くしていく姿勢というのも大事です。特に、何の趣味もなく会社人生だけの人は本書を読んで、改めて自分の人生を考え直すきっかけにしていただけたら幸いです。

 

「勉強」を欠かさない

「学び続ける者はいつまでも若い」(Anyone who keeps learning  stays young.)というヘンリー・フォードの有名な言葉がありますが、大塚寿さんは定年後を豊かに過ごすためには「勉強」が欠かせないとおっしゃっており、その方法として2つ紹介されています。

 

1、かつて学んだことの学び直し

2、「不本意な状況」を学びのチャンスにする

 

本書にある例として、1、は語学を学び直すだったり、趣味を再開したりといったことが挙げられます。2、は海外への転勤により英語を習得するチャンスになったり、介護で外に出られなくなったことがパソコンを学ぶきっかけになったりと、自分にとっては不本意だったことが逆に学びのチャンスになります。

 

50代にもなると、もともと勉強の習慣が付いている人とそうでない人がはっきりしますよね。受験に揉まれて勉強自体が習慣になっている人も多数いると思いますが、若い頃に勉強を疎かにしてしまった人がその跳ね返りとして、50代になってやる気になっている人もいるでしょう。

 

もっと勉強しておけば良かったと後悔している人も多数いるはず。今からでも遅くないので、第2の青春に向けて勉強を始めましょう。また、世間でよく聞く投資、お金の勉強もやっておきましょう。お金の勉強は早いに越したことはありません。

 

 

以上、大塚寿さんの著書『50歳からは、「これ」しかやらない。1万人に聞いてわかった「会社人生」の上手な終わらせ方』から3つの内容をピックアップしてご紹介しました。

 

50代の会社員にとって定年退職後の人生を考えて行動しておくことは、「自分の人生」を上手に終わらせるために必要なことです。50代のうちにできることを進めていき、上手に「会社人生」を終わらせて「自分の人生」を歩んでいきましょう。

 

 

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