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犬飼ターボ著『CHANCE』〜人生の目的を改めて考える

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目次

今回は犬飼ターボさんの著書『チャンス 成功者がくれた運命の鍵』をご紹介します。2021年がもうすぐ終わろうとしていますよね。今年を振り返って悔いのない1年だったと思う人もいれば、あれをやっておけば良かったとかあれができなかったと悔いの残った人もいるでしょう。いずれにしても、年末年始は人生というものをゆっくり考えるチャンス!

 

年末年始に読んでおきたいのが犬飼ターボさんの『チャンス 成功者がくれた運命の鍵』です。本書は、主人公の卓也が成功者の弓池と出会い、ビジネスで成功していく物語。卓也は30歳までに経営者として成功すると決めていたものの、すでに29歳になっていて毎月生活費を稼ぐのが精一杯の状態。

 

そんな時、ホテルの駐車場でフェラーリを所有する弓池という成功者に偶然出会います。この弓池という成功者こそが卓也の「人生の師匠(メンター)」となり、結果的に卓也を成功者に育て上げるわけですが、卓也が成功に至るまでの過程において今でも通用する考え方が散りばめられていますので、今回も3つのキーワードをピックアップしてご紹介したいと思います。

 

 

『チャンス 成功者がくれた運命の鍵』

2005年7月17日 第1刷発行

著者 犬飼ターボ

発行者 土井尚道

発行所 株式会社飛鳥新社

 

 

ちなみに本書が出版されたのが15年以上も前のため、もしかしたら今の若い人たちには価値観が合わないかもしれません。ただ、成功小説なので単純に読み物として面白いのと、ビジネスの不変の真理が書かれているので、ビジネスで成功したい、そして人生で成功したいという人には今でも色褪せない内容になっていますよ。

 

学ぶこと=素直に受け入れること

「常に学び続けること」が成功するために重要であると本書に書かれていますが、「学ぶ」というのは「師匠なり先生なりの言ったことを素直に受け入れる」こと。格好つけることですばらしい学びのチャンスを逃すことにもなるので、格好つけたりせずに素直に受け入れるということです。

 

小さい子は先生の言うことをしっかり守れる子は成績が伸びたり、習い事でもぐんぐん上達しますよね。大人になるとこれがなかなか難しい。言われたことがあまりにもハードルが高かったり、やりたくないと思ったり、やってはみたものの途中で挫折してしまうと、つい我流に走ってしまい結果的にうまくいかなくなる。

 

だけど、大人になると無駄なプライドが邪魔して素直になれないことがあります。でも、成功するためにはそんなこと言ってられませんから、うまくいかない時はまずは素直に受け入れる、そして、

 

 

「今ないものは学んで補っていく!」

 

 

という気概を持ってビジネスに取り組んでいくことが大事です。

 

師匠なり先生なりの言ったことを素直に受け入れ、実践し、実践の中で学びながら今ないものを補っていくことで成功に近づくことができます。本書では、「常に学びながら自分を”成功するにふさわしい人間”にまで高めたときに成功が手に入る。」と書かれていますので、この言葉を胸に刻んで成功を目指しましょう。

 

メモ魔になる

メモの効力について、本書では以下のような内容が書かれています。

 

「自分のためだけでなく相手のためでもある。目の前でメモされると相手が嬉しくなり、もっと役立つことを話してくれる。」

 

もし自分が成功者で、成功を目指す相手が熱心に自分の話す言葉をメモしていたらどうでしょう。やっぱり嬉しくなりますし、下手なことも言えない反面、もっと役に立つことを教えてあげたいと思いますよね。前田裕二さんの「メモの魔力」という大ベストセラー本がありますが、メモを取るという意識を常に持っておくことが大事かと思います。

 

なお、ここでのお話は成功者から話を聞く場合に、メモを取ることが成功の教えを引き出すことにつながるのだ、ということですので、いつでもどこでもメモをしなさいという話ではありません。ケースバイケースなので使い分けてくださいね。

 

ビジネスの成功者でなくても、上司や同僚の役立つ話なんかにも目の前でメモすれば、もっと色々教えてくれるかもしれませんよ。

 

夢実現のための3つのポイント

犬飼ターボさんの実体験かわかりませんが、夢実現のための3つのポイントが本書に書かれていますの以下に記載します。

 

1、目標が明確であるか

「億を稼ぐ」というのは漠然としすぎています。「3年後に年収1億円を達成する。」といったように目標を明確にします。

 

2、目標は達成可能か

サラリーマンがいきなり副業で3ヶ月以内に月100万円を達成するというのは不可能ではないにしろ、現実的ではありません。まずは月1万円を3ヶ月以内に達成し、徐々に上げていくという形にすれば、人にもよりますが達成可能な範囲となり得ます。

 

3、思いついたことをすぐに実行したか

アイデアを思いついても実行しない人がほとんど。すぐに実行してみることが夢実現に近づきます。

 

1、と2、は他のビジネス書にも書かれているのでやっている人は多いでしょう。ただ、3、については知ってはいても実際にはできていない人が多いのではないでしょうか。知ってはいるけど意識してやっていなかったのなら、今からやるチャンスです。

 

なお、本書には「人生の目的を見つけるためのワークシート」が掲載されています。ここでは紹介できませんが、10の質問がありますので年末年始にこの10の質問を時間をかけて考え、改めて自分のこれからの人生をどう生きるか真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

以上、犬飼ターボさんの著書『チャンス 成功者がくれた運命の鍵』のご紹介でした。本書は、一度きりの人生をどう生きたいかということを考えるきっかけ、チャンスをくれますし、成功するまで決して諦めないというマインドを養ってくれますので、ビジネスで成功したい、そして人生で成功したいという人は是非読んでみてくださいね。必読かも(笑)

前田裕二 メモの

 

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