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こんにちは、宮元です。
令和元年最後のブログは高校バスケで締めたいと思います。
高校バスケのウィンターカップ2019が終わりました。
毎年感動しますが今年のウィンターカップは特に感動しました。
男子は福岡第一高校が優勝
男子は福岡第一高校が優勝、福岡大学附属大濠高校が準優勝。
福岡第一には河村勇輝選手というスーパープレーヤーもいて、
もともと注目度は高かったのですが、初の福岡県勢の決勝戦と
あって注目度もさらにアップしました。
試合終了間際にすでに悔し涙を流していた福岡大学附属大濠の
横地選手が3ポイントを決め試合終了のブザーが鳴り、福岡第一
の選手たちが抱きしめたり駆け寄ったりしていたのが印象的で、
特に福岡第一の井手口孝コーチが涙目で横地選手に何か言葉を
かけられていたのが印象に強く残りました。
福岡大学附属大濠高校はバスケをしていれば知らない人はいない
というくらいのバスケ名門校です。
その背中を追って井手口孝コーチという名将のもと、福岡第一が力
をつけ、今では福岡第一が一歩リードといった状況です。
同県に日本一の福岡第一が立ちはだかっていることでもともと強い
福岡大学附属大濠が全国大会に出られない、そして陽の目に当たら
ないという悔しい思いをずっとしてきました。
(ちなみに、福岡大大濠の片峯聡太コーチもあの若さですごい実力
者ですよね。いつもスーツ姿でびしっと決めていてプロのバスケ
チームを思わせる出で立ちです。かっこいい。)
それはどちらの高校が勝ったとしても同じなわけですが、ウィン
ターカップ2019という晴れ舞台でしかも決勝戦で同県の福岡
第一と戦えたことは最高の舞台だったに違いありません。
福岡大学附属大濠の力と福岡県勢の力を見せつけてくれた大会でした。
さて、試合後の福岡第一の井手口孝コーチがおっしゃっていた
福岡第一の選手たちへの言葉がこちらです。
「どの日本の高校生たちよりもがんばった。」
特にウィンターカップに出場するくらいの高校であれば、どの選手
たちも相当がんばっていますよね。
毎日死ぬ気でがんばって練習している選手もいるでしょう。
でも、そんな選手たちの誰よりも、どんな高校よりも福岡第一の
選手は、福岡第一はがんばってきた。
それは胸を張って言える、井手口孝コーチからそんな思いが
伝わってきました。
例えば、33秒ラン。
コートを33秒で3往復×20本行います。
これ、相当きついですよね(汗)
バスケをしていたのでわかりますがこれはきついです!
でも、福岡第一の選手たちを見ていると試合後もあまり疲れた
様子がない。これは日頃から培われた持久力の賜物です。
バスケはテクニックもさることながら、スタミナ勝負の面もあります。
体でぶつかり合うスポーツなので体力の消耗も激しい。
40分戦い抜く体力、筋力といったフィジカルさも重要。
その点、福岡第一のセンターの選手も強かったし、体力面でも
福岡第一が一歩リードしていたのかもしれません。
この決勝戦で改めて感じたのは、福岡第一の影に隠れてしまっていた
福岡大学附属大濠という名門校が最後の晴れ舞台でその強さを
見せつけてくれたことに強く感動したこと。
そして、井手口孝コーチがおっしゃっていたように、
「どこよりもがんばってきた。」
という根底にある部分と揺るぎない自信を持つこと。
これはバスケに限らず、例えばこれから行われる中学受験なども
そうでしょう。
誰よりもがんばってきた、と言えるくらいの日々の努力と、
最後はゆるぎない自信、絶対勝つ!絶対合格する!という強い気持ち。
神様はそういう人間をほうっておかない、ということでしょう。
ウィンターカップ2019男子決勝は本当に感動しました。
選手たちのスポーツマンシップに敬意しかありません。
福岡第一の皆さん、優勝おめでとうございます(祝)
女子は桜花学園高校が優勝
女子は桜花学園が優勝、岐阜女子が準優勝でした。
この2校は正直ずば抜けて強いです。
突き抜けた感があります。
桜花学園の井上眞一コーチは以前ウィンタカップ決勝戦を観に
行った時、近くで拝見したことがありますがやはりオーラというか
迫力がある。
この方があの井上眞一先生か、としばらく見とれてたのを思い出し
ます。(笑)
井上眞一コーチはあと何年コーチを続けられるんでしょう。
それが気になってしかたありませんが、ファンとしては80歳まで
は続けて欲しい(笑)
勝手すぎる願いかな、でもできる限り続けて欲しいです。
それはさておき、試合終了間際の岐阜女子のディフェンス、そして
追い上げ、得点力は凄まじかったですね。
最後にあれだけ動ける選手たちのスタミナもすごかったし、最後
まで諦めないという強い気持ちもすごかった。
岐阜女子の選手たちの最後の気迫に感動しました。
あと、部活ONEさんが「ラストミーティング」という動画をアップ
してくれています。各校の試合後のミーティングの様子を動画で
撮影してくれているなかなか見れないレア物?です。
岐阜女子のラストミーティングもありました♩
本当に謝る必要なんてないわけですが、特にキャプテンにとっては、
責任感のあまり、応援してくれた保護者や生徒の皆さん、そして、
先生方に謝りたいという気持ちが強かったのでしょう。
かっこいいですよね。。。
それにしても、毎度ながら安江満夫コーチも素晴らしい先生ですね。
岐阜女子が優勝するたび、安江満夫コーチの言葉には感動してきま
したが、準優勝で終わった本大会後の言葉においても感動です。
ここ数年、桜花学園と岐阜女子は勝ったり負けたりを繰り返し、
お互いがさらに強くなっていっている印象です。
他校はこの2校に追いついていくのは大変でしょう。
でも、この2校に対抗できるレベルの高校が出てくることで、
さらに高校女子バスケ界を盛り上げていってほしいです。
桜花学園の皆さん、優勝おめでとうございます!
最後に、各校のラストミーティングの共通点がありました。
それは、全てではありませんが各高校のコーチの大半が、
「バスケで得た経験を今後の人生に活かしてほしい。」
と生徒たちに伝えていることです。
三年生は大学受験も控えているわけですから、もう次のステージに
目が行っているわけです。
バスケを続ける生徒もいれば、バスケはやめて別の道に行く生徒も
います。
どういう道に進むとしても、ウィンターカップで得た悔しさや喜び、
バスケで得た人間力といったものを今後の人生に活かしていく。
それが大事だということです。
私自身もウィンターカップは出たことはありませんが、中高のバス
ケで得た経験というものは少なからず今の人生にも活かされている
のかなって思います。
バスケって素晴らしい。
そして、もっと多くの人たちにバスケの楽しさが伝わっていく
ことを願って。