IT業界に十数年いましたので、AIの動向は気になるところ。
AIの開発に必要なのが「プログラミング」です。
プログラムは「命令文」のことで、「プログラミング」は
ingがつくので「命令文を書くこと(行為)」です。
人間がコンピューターを介して「命令文」を書いて、
ロボットに命令し、その指示に従ってロボットは動きます。
「○○なら××を実行しなさい。」といった命令(条件文)
が通常です。
これが、従来のプログラミング。
一方、プログラミング言語の1つである「python(パイソン)」は、
初心者でも学びやすくAI開発にも使われています。
AIのプログラミングはどうかと言うと、「学習方法」を指示します。
例えば、「○○のように学習しなさい。」と命令すると、
あらかじめ与えておいた大量のデータを参照し、
自ら学習します。
AIは人工知能なのでデータを読んで自ら物事を学習しますから、
人間が与えるデータそのものが正確であり、的確なもので
ある必要があります。
これからAI時代に突入しますから、プログラミングという
スキルはこれからますます需要が増えていくでしょう。
実際、日本では2020年から小学校でのプログラミング教育が
必修化されますよね。
ICT先進国のエストニアは小学1年生からプログラミング教育が
始まるそうで、世界中でプログラミング教育が盛んに行われている
といった感じです。
これからAI技術者の需要も増えていくわけですが、
AI技術者は「確率」の理解も必要となります。
文系などに進み、「確率」の勉強をしていない人でも、
小学校の時に「場合の数」は勉強したと思います。
「場合の数」というのはいわば「確率」の基礎となるもの。
「場合の数」というのは、将来AI技術者を目指す上では
避けて通れない分野です。
その意味では、今後公立小学校ではプログラミングに加え、
「場合の数」を含む算数にも力を入れる可能性があります。
英語はすでに始まっていますので。
そういえば、巣鴨中学など算数1教科での受験が可能、
という学校も出てきました。
すでにAI時代を見越して算数が強い子供を欲している現れです。
子育てにおいて、プログラミング、英語、算数の分野は
特に力を入れたいところです。
と言っても、例えば中学受験をする子供にとっては、
国語も理科も社会も大事なんですけどね(苦笑)
国語はすべての基礎であり、日本を知らないのは問題なので
社会も必要、そして理科は人体含め生き物のことや天体の
ことなど身近なものから宇宙まで知ることのできる面白い学問。
最後に、大人もAI時代を生き抜くために、
いろいろ準備をしておく必要がありますね。
子供たちが時代に見合ったスキルを身につけていくわけですから、
大人もうかうかしていられません。
AIの分野を楽しく学んでいけるといいですね♪