世界とつながる独学多言語ブログ|ピアーズジャパン

PEERS JAPAN

ビジネス書紹介

『NEWフリーランスの稼ぎ方』山口拓朗さんから学ぶNEWフリーランスという生き方

投稿日:

目次

フリーランスという言葉は最近特に聞かれるようになりました。案件ごとに自由に契約できる働き方ですが、例えば、よくあるIT技術者を派遣する会社なんかはまず自社で契約社員といった形で案件単位で契約し、契約期間が切れたら別案件を紹介する、あるいは案件がなければ契約社員でなくなるといったことがあります。一見同じようですが、フリーランスは個人事業主なので自分で確定申告や健康保険等を払わなくてはなりません。その分、報酬が高くなるといったことは起こりえますし、時間も自由だったりします。それぞれのメリット、デメリットがあり、人それぞれのライフスタイルや価値観によるところが大きいわけですが、今後フリーランスというのが米国のように増えていくのではないか、というお話があります。

 

そして、このフリーランスという働き方に新たな考え方を取り入れ、パーソナルブランディングを軸に市場価値を最大化させ、より自分自身を高値で買ってもらおうという働き方を提唱している本がこちら。

 

 

『NEWフリーランスの稼ぎ方』

2020年11月22日 初版発行

著者 山口拓朗

発行者 石野栄一

発行 明日香出版社

 

 

これからフリーランスとして働きたい方、今フリーランスでこれから自身のブランディングに力を入れ、稼ぎを増やしたい方にとって、山口拓朗さんの著書『NEWフリーランスの稼ぎ方』は絶好のバイブルとなるでしょう。ただし、パーソナルブランディングを軸に市場価値を最大化させ、より自分自身を高値で買ってもらおうという考え方自体はサラリーマンにも適用できるので、サラリーマンとして生きていくという方にも本書の内容は参考になるはずです。

 

さて、今回も3つのポイントに絞ってご紹介しようと思いますが、『NEWフリーランスの稼ぎ方』という本は参考書的な印象なのでお伝えしたいポイントを絞るのが難しかったのですが、以下のような構成で書きたいと思います。尚、細かなノウハウ部分(フロントエンド、バックエンドの話やSNSの効果的な使い方など)は是非本書をじっくりお読みになってみてくださいね。

 

 

フリーランスに向いているのはどんな人か?

山口拓朗さんの著書『NEWフリーランスの稼ぎ方』では、フリーランスに向いている人の特徴が15点挙げられています。どの項目もプロフェッショナルなサラリーマンであれば、ほぼほぼ当てはまる内容です。ただ、1点だけ違うかもしれないと思うのが、

 

「ひとりですごすのが得意な人」

 

です。ひとりだと働きにくいとか人と常に接する環境が好きという人はサラリーマンのような働き方が良いでしょう。一方、フリーランスの場合はひとりですごすのが得意な人、ひとりですごすのが好きな人に向いています。

 

組織に属さないで企業から請負という形で業務を遂行します。ITエンジニアやライター、コンサルなどフリーランスとして活動されている方は多くいます。通勤から解放されたり、時間や場所も自由だったりメリットも多いので、通勤なんかしたくない、社内の人間関係もわずらわしい、という人に向いています。

 

NEWフリーランスとは何か?

山口拓朗さんはNEWフリーランスを以下のように定義されています。

 

「パーソナルブランディングを軸に、市場価値を最大化し、より高値で買ってもらう働き方をする人のこと。」

 

「もらい仕事(請負)」と「与え仕事(CtoC型サービス提供)」を合わせたハイブリッド型で、CtoC型サービスを提供することで収入に上限のない働き方を実現するのがNEWフリーランスです。CtoC型サービスを提供するにあたっては、サービスメニューを作り、アナウンスし(HP、メルマガ等)、小さな分野で良いからブランドを確立する。

 

山口拓朗さんの場合は、文章を書く仕事に加え、文章の書き方を教える仕事もしています。これが、NEWフリーランスの働き方です。文章の書き方は動画でも教材でも音声でもインターネット上で販売できますので、何もせずにHPが勝手に売ってくれます。時間を売っているわけではないので、収入も上限はないですよね。「もらい仕事(請負)」だけではないある意味、攻めのフリーランスといったところでしょうか。

 

情報発信は必須!

山口拓朗さんはNEWフリーランスが必ずやるべきこととして「ブログ」を挙げられています。情報発信する際には「一貫性」と「継続性」が大事であり、「一貫性」は乱れやすいので定期的にセルフチェックしようといったことをおっしゃっています。ちなみに、何を情報発信していいのかわからない人には、

 

「とりあえず発信」

 

をおすすめしていて、「とりあえず発信」をするとそれ自体が市場ニーズのリサーチになるとのこと。なるほど!って思いました。

 

本書には、「とりあえず発信」した人が紹介されており、ある時書いた記事が潜在的なニーズがあったことでバズり、世間から注目されたというお話が書かれていました。いかがでしょう?何を情報発信しようかなって悩んでいた人は「とりあえず発信」してみようかなって思いませんか?

 

ブログは自分の専門性を武器として、ターゲットに向けた記事を書くのが通常と思いがちですが、1割くらいはプライベートのことだったり、とりあえず発信してみたくなったことをブログに書いても良いと思います。

 

 

最後に、コロナにより業務のリモート化が進んでいます。NEWフリーランスという働き方、稼ぎ方が今後主流になっていくその時に備え、今から少しずつでも準備しておくのは賢明かもしれません。山口拓朗さんの著書『NEWフリーランスの稼ぎ方』はこんなご時世において生き残っていくためのサバイバル術が書かれた本と言っても過言ではありませんので、あなた自身の可能性を広げるためにも是非本書を手に取ってみてくださいね。

 

-ビジネス書紹介
-, ,

Copyright© PEERS JAPAN , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.