書評

「ゴーストライター」という職業はコロナ時代の副業、本業に最適か?

投稿日:

「ゴーストライター」という職業、意味をご存知でしょうか?著者に成り代わって、著者本人へのインタビュー取材をもとに、本にするための原稿を書く人のことを「ゴーストライター」と呼びます。書籍というのは著者本人が書いているとは限りません。もちろん、著者本人が書く場合もありますが、本業が忙しくてとても本1冊仕上げるだけの時間と労力がかけられなかったり、書くのが得意でない場合は、「ゴーストライター」が著者の代わりとなって本を仕上げます。著者になりきって文章を書くのが「ゴーストライター」なんです。

 

もちろん、「ゴーストライター」が書いた文章、内容のチェックは編集者や著者本人も行うわけですが、文章を書くのが好きな人であれば、自身に本を1冊作り上げるだけの独自のコンテンツなり実績等がなくても、著者にインタビュー取材をした内容をもとに本が書けるわけです。今は、商業出版のみならず自費出版をする人も増えているようですので、自費出版したいという人に対しても、「ゴーストライター」という仕事はお役に立てます。

 

では、「ゴーストライター」になるにはどうすればよいのでしょうか?文章を書く仕事ですから、「ゴーストライター」はある程度の文章力は当然必要となってきます。しかし、それだけではない別のスキルも必要となってきます。それは、

 

「聞く力」

 

です。著者に成り代わって本を書くわけですから、その素材となるコンテンツを著者から聞き出す必要があります。そして、聞く力、要はインタビュー上手になる秘訣というものが書かれている本がありますので今回はこちらの本をご紹介します。

 

 

『「ゴーストライター」になって年1000万円稼ぐとっておきの方法』

2014年11月13日 初版第1刷

著者 やすだあんな

発行人 渡部純一

発行所 創幻舎

 

 

著者のやすだあんなさんは本書の紹介文によれば、インタビュー取材した人数は今までに1万2000人以上、担当したゴースト本は累計250万部。(※2014年のデータなので今現在はさらに増えているでしょう。)まさにプロのライターです。そのやすだあんなさんが「ゴーストライター」についていろいろ教えてくれているのが本書です。本書のタイトルにもなっている1000万円稼ぐ方法についても書かれています。

 

ちなみに、2014年に出版された本書を紹介したいと思ったかといえば、それはコロナ時代において在宅勤務や副業したいという人が増え、「ゴーストライター」という仕事が選択肢の1つになると考えたからです。私も含め、書くことが好きな人にとっては「ゴーストライター」を本業にしたいという人もいるでしょう。在宅勤務ができて、会社のような組織に属さずに自由な時間、働き方を実現できる。そして、やり方によって年収1000万円稼ぐこともできる。そんな魅力があるのが「ゴーストライター」なんです。それでは、今回も3つのポイントに絞ってご紹介しますね。

 

 

ライターの仕事の種類について知る

本書には10個のライターの仕事が紹介されています。それらを以下にまとめました。

ライターの種類 仕事内容 難易度 稼ぎ度
雑誌ライター 週刊誌や月刊誌の記事を取材して原稿を書く。 ★★★ ★★
専門ライター 特定のジャンルに特化した媒体に原稿を書く。 ★★★
テクニカルライター PCや家電等、商品に付随する取り扱い説明書を執筆する。 ★★★★ ★★★
コピーライター 商品を売るためのキャッチコピーを書く。 ★★ ★★
ルポライター 人物等を長期に渡り徹底的に取材し、その実態や問題点に鋭く切り込んで著作を書く。 ★★★★★ ★★★
テープリライター 取材して録音したデータを書き起こしていく。
シナリオライター ドラマや映画のシナリオを書く。脚本家。 ★★★★ ★★★★
小説家、作家 架空の世界や歴史上の出来事等をもとにストーリーを組み立てて小説を書く。 ★★★★★ ★★
ブログライター ブログやインターネットを専門に書く。 ★★ ★★
ゴーストライター 著者に成り代わって原稿を書く。 ★★ ★★★★★

 

こうして表にしてみると、「ゴーストライター」という仕事が難易度も低く、他のライターと比べて稼ぎやすいというのがわかるかと思います。また、やすだあんなさんはこの「ゴーストライター」という仕事について、他のライターの仕事に比べて、時間的な余裕があったり、単行本のギャラ単価が高い、実績ランクが高いといったことを述べられています。そして、書くことが好きであれば特別な資格などもいらずにすぐに始められるということ。まずは、「ゴーストライター」がどんなものなのか知っておきましょう。

 

ゴーストライターの印税は?

著者と「ゴーストライター」の印税は当然ながら違いますが、「ゴーストライター」でも印税が入ってきますので、その点も「ゴーストライター」の魅力の1つと言えます。では、著者と「ゴーストライター」でどの程度、印税が違うのかというと本書にある一般的な例だと以下のようになります。

 

<著者の場合>

本の定価 × 印税率(10%) × 部数 = 印税

 

本の定価が1500円、1万部売れれば150万円の印税となり、源泉徴収されて129万5800円が著者に入ります。では、「ゴーストライター」にはどのくらいの印税が入るかというと、やすだあんなさんによれば概ね2〜4%程度とのことなので、仮に3%とすると上記の計算式に3%をあてはめて45万円となり、源泉徴収されて40万4055円となります。

 

「ゴーストライター」が年収1000万円稼ぐにはどうするかは、本書で以下のような組み合わせが紹介されています。あくまで例とはいえ、一見難しそうな印象ですが、決して不可能ではないとのことで、年収1000万円稼ごうとするなら、この程度のことはしなければならないということです。書くことが好きで人(著者)に興味がある人であれば苦痛とは感じないはずですが、年収500万円を目標とするならば当然ながらハードルは下がります。

 

⭐︎本の定価1500円、印税率3%、10冊合計で15万部以上の売り上げ。

※年間、最低10冊以上書くことを目指すことが前提。

1500円 × 0.03 × 15万=675万円

 

⭐︎最低4社から原稿料を30万円もらう。

30万円 ×4=120万円

 

⭐︎雑誌、ネット等レギュラー案件で年間200万円稼ぐ。

 

成功者に共通するマインドをインストールする

本書には制作の6つのステップや聞き上手になるための9つのポイント、ライティングテクニック等、「ゴーストライター」になるために必要なスキルについて詳しく書かれています。そのあたりのスキルについてはぜひ本書をお読みになって学んでみてください。これらのスキルは「ゴーストライター」に限らず、ビジネスシーンにおいて役に立つことも書かれています。ここでは、マインド面について書きますね。

 

やすだあんなさんは多くの成功者をインタビューしてきて、成功者に共通する哲学を見つけ出しました。それは、『どんな逆境や失敗、反感を買ったりがあっても、自分が成功するまで決して諦めないこと。』だったそうです。これは、どの自己啓発本でも書かれていますよね。結局はここに行き着くわけです。もちろん、そこには「運」や環境等、別の要素も関わってくるでしょう。でも、「最後まで諦めない。」というのは普遍の真理です。ですから、「ゴーストライター」になりたいのであれば、やはり諦めないことが大事です。

 

 

最後に、「ゴーストライター」という職業はこれからの時代に最適かという質問に対しては、ずばり最適である!と答えたいと思います。最初は文章を書くための基本的なスキルを身につける必要がありますから、まずは副業としてやってみるのがおすすめです。もちろん、私もこれから勉強してやってみようかななんて思っていますので、まずは楽しみながら書く力を身につけていきたいですね。

-書評
-, , ,

Copyright© 情報セキュリティ運用支援・ビジネス書評・語学学習|ピアーズジャパン , 2021 All Rights Reserved Powered by STINGER.